事業を通じたSDGsへの取り組み

これまでの私たちの貢献とSDGs

私たちは、SDGsが採択される以前から、社是である「科学技術で社会に貢献する」を胸に真摯に社会の課題と向き合い、事業を通じてその解決に直接的・間接的に取り組んできました。
SDGsによって目標、ターゲットが具体的に明示されたことを機に、自社がこれまで取り組んできた社会課題の解決との関係性を見えるようにしました。
これによって、私たちの事業がいかに多くの社会課題と関係し、またその解決の一助となってきたのかを示すこととなり、これまでの事業の方向性が社会と一致していたということを再認識することができました。
 

SDGsに対する事業での貢献度分布

事業によって貢献している
主要なSDGs目標

  • ※SDGsの目標16、17は、全体に関係するため除外しています。

SDGsターゲットレベルでの取り組み実績

目標

ターゲット

島津のこれまでの取り組み(一例)

3.2 全ての国が新生児死亡率を少なくとも
出生1,000件中12件以下まで減らし、5
歳以下死亡率を少なくとも出生1,000件
中25件以下まで減らすことを目指し、
2030年までに、新生児及び5歳未満児
の予防可能な死亡を根絶する。

  • 新生児の先天性異常及び疾患の早期診断への貢献
  • 新生児用診断機器の提供

3.4 2030年までに、非感染性疾患による若
年死亡率を、予防や治療を通じて3分の
1減少させ、精神保健及び福祉を促進する。

  • がん、心血管疾患などの診断制度の向上・治療の支援
  • 治療薬開発の支援
  • 予防医療に向けた代謝物分析
  • 機能性食品開発支援

3.5 薬物乱用やアルコールの有害な摂取を含
む、物質乱用の防止・治療を強化する。

  • 薬物乱用の防止・治療の支援

3.6 2020年までに、世界の道路交通事故に
よる死傷者を半減させる。

  • 自動運転開発を支援(自動車の前方衝突回避システムに用いられるミリ波レーダー用成膜装置)

3.9 2030年までに、有害化学物質、ならび
に大気、水質及び土壌の汚染による死
死亡及び疾病の件数を大幅に減少させる。

  • 環境、食品中の有害化学物質の検出

6.3 2030年までに、汚染の減少、投棄の廃
絶と有害な化学物・物質の放出の最小化、
未処理の排水の割合半減及び再生利用と
安全な再利用の世界的規模で大幅に増加
させることにより、水質を改善する。

  • 水、大気、土壌中の環境汚染物質や環境ホルモンの測定、モニタリング
  • 排水管理(半導体製造などの洗浄工程における不純物金属のモニタ機器)

7.3 2030年までに、世界全体のエネルギー
効率の改善率を倍増させる。

  • 再生可能エネルギーの効率的な発電に資する開発を支援
  • 輸送機軽量化のための新素材開発を支援
  • エネルギー低減に向けた活動を支援(高効率半導体レーザモジュールBLUEIMPACT・燃費改善・エミッション低減開発に使用するエンジンモニタ)

11.4 世界の文化遺産及び自然遺産の保護・
保全の努力を強化する。

  • 文化財研究を支援(文化財保存のための成分分析・内部観察等)

11.6 2030年までに、大気の質及び一般並
びにその他の廃棄物の管理に特別な注
意を払うことによるものを含め、都市
の一人当たりの環境上の悪影響を軽減
する。

  • 環境保全・規制に向けた測定やモニタリング(水、大気、土壌中の環境汚染物質や環境ホルモン)
  • RoHS規制物質を測定するシステムの提供(PY-Screener, EDX等)
  • 環境に優しい新素材開発を支援
  • 新エネルギー開発を支援(リチウムイオン二次電池、燃料電池、太陽光パネル、バイオマス、人工光合成、光触媒などの研究開発と品質管理、評価の支援)
  • 新素材開発を支援(CFRP(鉄鋼に代わる新素材)の評価装置)

12.4 2020年までに、合意された国際的な
枠組みに従い、製品ライフサイクルを
通じ、環境上適正な化学物質やすべて
の廃棄物の管理を実現し、人の健康や
環境への悪影響を最小化するため、化
学物質や廃棄物の大気、水、土壌への
放出を大幅に削減する。

  • 水、大気、土壌中の環境汚染物質や環境ホルモンの測定、モニタリング
  • 製品中部材のRoHS規制への対応
  • エコプロダクツPlus(消耗品削減、小型化、有害物質非含有など)の開発

8.7 強制労働を根絶し、現代の奴隷制、人身
売買を終らせるための緊急かつ効果的
な措置の実施、最悪な形態の児童労働
の禁止及び撲滅を確保する。2025年ま
でに児童兵士の募集と使用を含むあら
ゆる形態の児童労働を撲滅する。

  • 英国現代奴隷法に関する声明
  • 紛争鉱物への取り組み
  • サプライチェーンにおけるCSR活動推進

ESG(環境・社会・ガバナンス)の視点で
SDGsを事業機会と捉え共有価値を創造

私たちは、事業との関係性だけでなく、これからの経営における重要な事業機会としてSDGsを捉えるためにバリューチェーン全体で、SDGsが経営に及ぼす影響を検討しました。これによって、今後優先的に取り組むべき課題を明らかにできると考えるからです。
SDGsが示す地球規模の課題は、私たちの事業領域である「人の健康」「安心・安全な社会」「産業の発展」の課題であるともいえ、革新的で有効な解決策を提供することは、事業拡大につながると考えます。
一方で、バリューチェーン上では少なからず負の影響を与えることもあります。これらの課題に対しても、持続可能な社会への配慮に取り組むことで、品質の向上や操業効率の向上、ブランド力の強化といった負から正への方向へと転換させることができると考えています。

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