科学技術とパートナーシップで
持続可能な社会実現に向けて
挑戦を続けます
島津製作所が目指すところ
島津製作所が目指すところは、当社の持つ科学技術に磨きをかけ、世界中のパートナーの方々と力を合わせ、“事業を通じた社会課題の解決”と“社会の一員としての責任ある活動”の両輪で企業活動を行い、明るい未来を創造することです。
当社は、「科学技術で社会に貢献する」を社是に、「“人と地球の健康”への願いを実現する」を経営理念に掲げ、1875年の創業以来事業を続けてまいりました。現在も、医療機関における診断、治療、健康測定や、新薬の開発を支援する機器、安心・安全な社会の構築に向けた機器など、計測機器・医用機器・航空機器・産業機器の4つの事業で社会のサステナビリティ実現を支援し続けています。
近年、サステナビリティ経営が強く求められるようになりましたが、求められていることはまさに我々の理念そのものであり、事業に取り組む意をさらに強くしています。当社が注力する「人の健康」「安心・安全な社会」「産業の発展」も、国連が2030年に向けて取り組んでいる持続可能な開発目標(SDGs)のゴールと一致するところです。
島津グループサステナビリティ憲章に基づいて
私たちは、社是・経営理念に基づく事業活動を通してサステナブルな社会を実現するために、2021年新たに「島津グループサステナビリティ憲章」を制定し、“人と地球の健康”への貢献、産業と社会への貢献、企業統治、の3つのテーマにグループ全体で取り組むことを決めました。
「人の健康への貢献」に関しては、計測機器を用いた医薬品や食品の研究開発支援、ライフサイエンス研究の支援、X線や光技術を用いた医療用診断・治療支援システムなど、様々なソリューションを提供し、すべての人が心身ともに健康な人生を送ることができる社会の実現を目指します。
「地球の健康への貢献」に関しては、カーボンニュートラルに向けて今まで培った分析・計測技術に磨きをかけ、次世代エネルギー開発、脱炭素・循環型製造プロセスへの転換などを目指すお客様と共に研究・開発を進め、次の世代が安心して暮らせる地球環境の実現を目指します。
「産業と社会への貢献」に関しては、当社が保有する精密機械技術を活用して、研究開発や製造現場で使用される各種装置やキーコンポーネント、および航空機で必要とされる精密な搭載システムなどを提供し、産業の発展と安心・安全な社会の実現を目指します。
「企業統治」では、コンプライアンス、品質、人権の尊重などを念頭に、グローバルガバナンスとリスクマネジメントの強化を進めます。
サステナビリティの実現に向けた挑戦
私たちは、グローバル社会の一員として国連が提唱する「国連グローバル・コンパクト」に賛同し、また、SDGsの達成などサステナビリティをめぐる課題の解決に取り組み続けてまいりました。
これからも、科学の視点で事実に向き合い、課題の本質を見極め、関連する技術を磨き、「人の健康」「安心・安全な社会」「産業の発展」の領域において、当社グループの技術と製品・サービスにより新たな価値をお届けしたいと考えています。そのために、島津グループ全体で、コンプライアンス、品質、人権尊重を徹底するとともに、サステナブルな社会の実現に向けて事業を通じたグローバルでの社会課題解決に挑戦し続け、ステークホルダーの皆様のご期待に応えてまいります。
代表取締役社長 山本 靖則