島津製作所 本社地区事業所および関連事業所 環境方針
2024年4月25日改訂
1. 基本理念
島津製作所グループは、島津グループサステナビリティ憲章に掲げた「地球・社会・人との調和を図りながら、“事業を通じた社会課題の解決”と“社会の一員としての責任ある活動”の両輪で企業活動を行い、明るい未来を創造」することを目指し、環境経営を経営上の最重要課題の一つと置いて取り組みを進めている。環境経営を通じて、環境と調和した事業成⻑の実現と企業価値の向上を目指していく。
2. 基本方針
気候変動や環境汚染などのグローバルな問題に対し、当社グループは「人の命と健康」、「地球の健康」、「産業の発展」、「安心安全な社会の実現」を中心とした取組を進め、コンプライアンス順守と科学技術を通じた脱炭素・循環型社会の構築に向けたイノベーションの促進をベースとした環境経営を推進する。サステイナブル経営の下、環境と調和した事業の成⻑と発展を⽬指した環境経営を通じて持続可能な社会の実現に貢献する。
(1) | 法令順守の不適合撲滅を目指し、国際的環境規制及び国、地方自治体などの環境側面に関連する法的要求事項及び当社が同意するその他の要求事項の順守を徹底する。 |
(2) | 脱炭素社会並びに循環型社会の構築に向けて、以下の項目について優先的に活動を推進する。 |
① | カーボンニュートラルをはじめとしたグリーンイノベーションの各主要分野で、社会実装などに寄与する、分析・評価機器や技術の提供を行う。 |
② | エネルギーの有効利用や再生可能エネルギーの積極的利用を推進し、2050年度のCO2排出量実質ゼロの長期目標に向け取り組むことで気候変動への適応を図る。 |
③ | 製品使用時のCO2排出量を2020年度比30%削減する2030年度目標達成のため、当社の特に優れた環境配慮製品であるエコプロダクツPlusを拡大すると共にすべての製品でライフサイクル全体を通じた環境負荷低減に取り組む。 |
④ | 持続可能な資源の利用、危険な廃棄物・有害化学物質や事業で使用する水の適正な管理を通じて、サプライチェーンも含めた循環型社会の形成などの環境保全に努める。 |
⑤ | 地域や教育機関・団体などと積極的に連携し、生物多様性・生態系保護のための森林保全活動や環境教育の実施などの社会貢献活動を幅広く展開する。 |
(3) | 環境マネジメントシステムの継続的な改善による環境パフォーマンス向上を通じて、組織および社会の持続的な環境負荷低減と環境汚染予防を目指す。 |
(4) | 従業員及び当社グループの敷地内で働く全ての人が積極的に環境保全活動に取り組めるよう組織の整備や環境教育及び啓発活動を行なう。 |
(5) | 基本方針に示した持続可能な社会の実現のため、ステークホルダーと積極的に連携・協業する。 |
株式会社島津製作所 環境委員長
丸山 秀三