廃棄物管理

資源循環

旺盛な需要に伴う増産の影響で、2018年度の廃棄物排出量は前年度比で1.6%増加しました。一方で、廃棄物は有価物として売却するなどの再資源化を優先しており、リサイクル率は99%以上(99.45%)を維持しています。また、廃棄物処理委託契約業者への現地訪問を含むサプライヤー調査をはじめ、法令遵守を目的とした社内規定を整備し、実施しています。
地域と一体となった資源循環の取り組みも強化しており、当社が参加した、京都府による実証事業(スマートセンサーを活用した廃棄物効率回収モデルの検討)は、総務省主催の「ICT地域活性化大賞2019」において115件中6位となり、奨励賞を受賞しました。

生産拠点における排出量とリサイクル率の推移

瀬田事業所における廃木箱の削減

事業所から排出される部品などの運搬用木箱の削減対策を実施しました。廃木箱を保存する場所が狭いため、溜まるとすぐに業者回収による搬出を専用コンテナで行っていましたが、立方体の木箱が多く、コンテナに積める容量に限界がありました。
そこで、解体できる木箱は解体を行い、木箱の底面にあるパレット部分を製品保管用パレットとして再利用するように工夫を行いました。
その結果、従来はほぼ毎日コンテナで回収を依頼して1ヶ月に20回程度の回収が必要でしたが、6回に抑えることが可能となり、排出量も処理費用も削減することができました。
さらに、処理する木箱は炭化して、土壌改良剤などとして京都府の植物園や地域のお祭りなどに寄贈する活動も行っています。

島津プレシジョンテクノロジー(株)

瀬田事業所の廃棄箱の削減

廃棄箱の削減方法

炭を用いた植栽の造成

炭を用いた植栽の造成

紙・木材の再生利用

全員参加の環境活動の1つとして、オフィス・工場からの紙ごみの分別を進めています。分別・回収された紙はオリジナルのノートに再生され、従業員の手元に戻ってきます。環境活動の成果を目に見える形で還元することにより、従業員に対する意識の向上を図っています。
2016年度からは、香川県の豊島において、NPO法人瀬戸内オリーブ基金が運営しているオリーブ畑で、当社から発生した木くずを再生した土壌改良用の炭を寄贈し、ご利用いただいています。
現在、島内5か所のオリーブ畑で栽培されている1,000本のオリーブの育成に使用されています。

オリーブ畑での炭の活用

オリーブ畑での炭の活用

PCBへの対応

難分解性・高蓄積性によって生体に対する毒性の高いPCB(ポリ塩化ビフェニル)を含むトランスやコンデンサなどの装置については、PCB特措法に基づいて処理が進められています。当社が所有するPCB廃棄物のうち、高濃度のPCBを含有するトランスおよびコンデンサについては、2013年度に処理を開始し、特措法に定められた期限内に全てのPCB含有物の処分を完了できるように対応してまいります。
一方、当社のグループ会社である島津テクノリサーチは2種類の絶縁油中の微量PCB簡易定量法を提供しています。迅速かつ安価に信頼性の高い測定値を提供可能な測定技術であり、2011年5月に環境省から公表された「絶縁油中の微量PCBに関する簡易測定法マニュアル(第3版)」にも掲載されています。

株式会社島津テクノリサーチ PCBの分析について

PCB廃棄物の処理

環境配慮型梱包材の推進

島津ロジスティクスサービス(株)では、ロジスティクス活動の中で、さまざまな環境保全活動に取り組んでいます。その中で重点的に取り組んでいるのが、環境配慮型梱包です。従来、重量物の梱包は、合板や木材を用いた木箱梱包が主流ですが、これを強化ダンボールに変更する取組みを行なっています。強化ダンボールに変更した場合の環境へのメリットは、木材資源の保全と輸送時や梱包材廃棄焼却時のCO2排出量の削減にあります。また、木材を使用する場合は生物多様性の取組として森林認証木材を推奨しています。
今後も物流分野において環境保全に繋がる活動を行なっていきたいと考えています。

強化段ボール梱包

強化段ボール梱包

森林認証木材

森林認証木材

島津ロジスティクスサービス(株)会社概要

島津製品の入庫から保管・出庫・包装・梱包・輸送に至るまでの国内・外の商品物流に関する業務の他、梱包設計・輸出梱包などの包装事業、資材調達部品の入出庫、部品センター品の集積配送、工場内および協力会社への生産物流など、国内・外のロジスティクスに関する総ての業務を担当しています。

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化学物質管理/公害対策