マテリアリティ

基本的な考え方

当社グループは、サステナビリティ経営を通じて社是および経営理念を具現化するため、「島津グループサステナビリティ憲章」を制定し、お客様、投資家、ビジネスパートナー、地域社会、従業員をはじめとするステークホルダーからの信頼の獲得と維持に努めています。あわせて、持続可能な社会の実現と事業活動の発展の両立に取り組んでいます。

また、当社の事業活動が環境・社会に与える影響と当社への財務的影響について、リスク・機会の両面から重要課題を整理し、これをサステナビリティ経営におけるマテリアリティとして「島津グループサステナビリティ経営実施方針」に定めています。

マテリアリティの見直し

2026年に中期経営計画(2026~2028年度)の策定に合わせたマテリアリティの見直しを行いました。従来のマテリアリティとの関係性は以下の通りです。

No. 旧マテリアリティ   No. マテリアリティ
1 人の命と健康への貢献   1 人の命と健康への貢献
2 地球の健康への貢献   2 地球の健康への貢献
3 産業の発展、安心・安全な社会の実現への貢献   3 産業の発展、安心・安全な社会の実現への貢献
4 人財の育成 4 お客様のワークフローへの提供価値最大(新設)
5 科学技術の進歩・高度化    
    5 人的資本とAIを活用した強固な経営基盤の構築
6 開発・製造能力の向上    
7 ガバナンスの強化 6 ガバナンスの実効性の向上

マテリアリティ選定の基準とプロセス

当社グループは、持続可能な成長と社会課題解決の両立を実現するため、「環境・社会への影響」と「当社への財務的影響」の両面から評価を行うダブルマテリアリティの観点に基づき、マテリアリティ(重要課題)を特定・見直しています。特定は、以下のプロセスで行っています。

マテリアリティ選定の基準とプロセス

1. リスク・機会の識別(課題の抽出)

社会からの要請や予見される将来課題を網羅的に把握するため、国際的なガイドラインに加え、SASBスタンダード(産業別トピック)等の枠組みを参照しています。 課題の識別にあたっては、当社の直接的な事業領域にとどまらず、バリューチェーン全体を通じて生じるリスクと機会を考慮し、候補となる社会課題のリストを作成しています。

2. 重要度の評価とマッピング(ダブルマテリアリティ)

抽出した課題について、2 軸で評価を行い、重要度をマッピングしています。
環境・社会への影響 :
当社の事業活動や製品・サービスが、環境や社会に与えるインパクトの大きさ
自社への影響(財務的影響):
短期、中・長期にわたり、当社の財務状況に影響を与えると合理的に見込み得るリスクと機会の大きさ

3. 議論と決定

経営戦略や価値観との整合性を踏まえ、マテリアリティ決定に関する議論を行いました。
2026年4月の取締役会への報告と監督を経て、中期経営計画(2026~2028年度)の戦略と連動した6つのマテリアリティとして正式に決定しました。

4. 事業への反映と継続的なモニタリング

特定されたマテリアリティに基づきKPIを設定し、その達成度を「サステナビリティスコア」として継続的にモニタリングします。
達成度を評価し、未達目標の改善やさらなる上積みを図ることで事業戦略へ反映しています。また、外部環境の変化に応じて定期的な見直しを行います。

島津グループマテリアリティ

マテリアリティを通じて、社会課題の解決と事業成長を両立し、プラネタリ―ヘルス(人と地球の健康)を追求します。

No. マテリアリティ 関連する中期経営計画
1 人の命と健康への貢献 ヘルスケア領域:
ライフサイエンス、クリニカル
2 地球の健康への貢献 グリーン領域
3 産業の発展、安心・安全な社会の実現への貢献 インダストリー領域:半導体
マテリアル領域
4 お客様のワークフローへの提供価値最大 リカーリングビジネス
5 人的資本とAIを活用した強固な経営基盤の構築 人的資本、AIX
6 ガバナンスの実効性の向上 ガバナンスの高度化

マテリアリティに基づくKPI の設定と評価

当社はマテリアリティの取り組みテーマに関するKPIを毎年度策定し、島津グループサステナビリティ会議において、結果を評価しています。
毎年度の見直しで挑戦的なKPIを設定することを前提に、KPI 達成度の平均値である「島津サステナビリティスコア」の目標値を90%に設定しています。

KPI見直しの仕組み

2025年度は7つのマテリアリティに計60項目のKPIを定め、島津サステナビリティスコアは95.3%で、目標値の90%以上を達成しました。
人財育成や知的財産の戦略的活用など、当社の基盤強化の取り組みを着実に進めている一方で、売上高を指標とした事業を通じた貢献等項目で目標に届かない項目があり、改善を進めてまいります。

 

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