2026年度-2028年度 中期経営計画説明会資料一覧はこちら
- 2026年度-2028年度 基本方針
- トップメッセージ
- 当社の目指す姿
Shimadzu Vision ― プラネタリーヘルスの追求
ありたい姿と新中期経営計画の位置づけ - 前中期経営計画の振り返り
- 新中期経営計画 – 3年間の挑戦
2026年度–2028年度 中期経営計画
お客様への提供価値拡大 - 新中期経営計画 – 3年間の挑戦
財務戦略 - Shimadzu 2035
2026年度-2028年度 基本方針
トータルソリューション提供力の強化による収益力の持続的向上
世界のパートナーと共に社会課題を解決するイノベーティブカンパニーへ
島津グループは、社是「科学技術で社会に貢献する」、経営理念「『人と地球の健康』への願いを実現する」のもと、プラネタリーヘルスの追求を通じて、ヘルスケア、グリーン、マテリアル、インダストリーの4つの社会価値創生領域で新たな価値を提供していきます。新中期経営計画では、技術に立脚したカスタマーイン志向をさらに進化させ、お客様のワークフローを支えるトータルソリューションパートナーへの変革を加速します。

- ※本ページに記載の2028年度の数値は、Tescan社の買収完了を前提として算定しており、将来の状況により変更される可能性があります。2028年営業利益はIFRS適用後数値です。
トップメッセージ
Excellence in Science
お客様のことをお客様よりも理解し、お客様のお困りごとを技術とサービスで解決する、カスタマーイン志向のトータルソリューションパートナーへ
島津製作所は、創業以来「科学技術で社会に貢献する」という社是のもと、社会や産業の発展に合わせて新技術・新分野に挑戦してきました。現在、私たちは「人の命と健康」「地球の健康」、そして「産業の発展と安心・安全な社会」の実現に貢献するため、分析計測技術をコアに、ヘルスケア、グリーン、マテリアル、インダストリーの領域で事業を展開しています。
前中期経営計画では、お客様中心志向への体制変革を進め、国内営業体制の領域別組織への改編、北米R&Dセンターを通じたお客様との共同開発、リカーリング事業統括部の新設など、成長に向けた基盤を整備しました。一方で、外部環境の変化や先行投資の影響もあり、収益性の改善が今後の重要課題として残りました。
2026年度–2028年度の新中期経営計画では、「トータルソリューション提供力の強化による収益力の持続的向上」を基本方針に掲げ、収益力の強化を最重要テーマとして取り組みます。高付加価値新製品とリカーリング事業を軸とした売上ミックス改善、顧客価値に基づくプライシング、不採算製品・事業の収益改善、グローバルでのコスト低減を推進します。
また、ライフサイエンス、クリニカル、リカーリングを中心とするコア事業の拡大、北米・インドを戦略地域とする海外事業拡大、半導体分野など成長市場での事業拡大、グリーン・マテリアル領域における基盤事業の進化により、お客様への提供価値を最大化していきます。加えて、AIX、人的資本経営、ガバナンスの高度化を通じて、持続的な成長を支える経営基盤を強化します。
2035年には、技術に立脚したカスタマーイン志向のトータルソリューションパートナーとして、売上高1兆円企業を目指します。これからも島津グループは、世界のパートナーと共に社会課題の解決に挑み、企業価値の持続的な向上を実現してまいります。
当社の目指す姿
Shimadzu Vision ― プラネタリーヘルスの追求
当社は、プラネタリーヘルスを追求しています。「人の命と健康」の追求を通じて生き生きとした健康長寿社会への貢献を目指すとともに、「地球の健康」の追求を通じて気候変動対応をはじめとする環境課題の解決に貢献します。さらに、産業の発展と安心・安全な社会の実現に向け、4つの社会価値創生領域で価値を提供します。

| 社会価値創生領域 | 提供価値の方向性 |
|---|---|
| ヘルスケア領域 | 分析計測技術・医用技術・臨床関連技術を通じ、人の命と健康に貢献 |
| グリーン領域 | 環境計測・エネルギー関連計測等を通じ、地球の健康とカーボンニュートラル社会に貢献 |
| マテリアル領域 | 材料開発から社会実装までを支える計測・評価ソリューションを提供 |
| インダストリー領域 | 半導体、産業インフラ、航空等の成長分野で安心・安全な社会の実現に貢献 |
ありたい姿と新中期経営計画の位置づけ
150年超にわたり蓄積してきた技術を基盤に、当社は2035年に「技術に立脚したカスタマーイン志向のトータルソリューションパートナー」となることを目指します。前中期経営計画では、お客様中心志向への体制変革を進めました。新中期経営計画では、お客様のワークフロー全体を支え、科学技術でトータルソリューションを提供するビジネスへの変革をさらに加速します。

| 期間 | 位置づけ | 重点 |
|---|---|---|
| –2022年度 | 技術志向の装置メーカー | 製品を軸とする事業展開 |
| 2023 –2025年度 |
お客様中心志向への体制の変革 | 領域別営業体制、北米R&D、リカーリング体制など基盤整備 |
| 2026 –2028年度 |
カスタマーインへのビジネス変革/成果実現の加速 | ワークフローフォーカス、リカーリング強化、収益力向上 |
| 2035年 | ありたい姿 | カスタマーイン志向のトータルソリューションパートナー |
前中期経営計画の振り返り
前中期経営計画(2023年度–2025年度)では、「世界のパートナーと共に社会課題を解決するイノベーティブカンパニーへ」を基本方針に掲げ、技術開発力と社会実装力の両輪強化に取り組みました。売上高は5,607億円となり中計目標を達成しましたが、営業利益、営業利益率、ROE、ROICは目標未達となりました。
| 指標 | FY2022実績 | FY2025中計目標 | FY2025実績 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,822億円 | 5,500億円 | 5,607億円 |
| 営業利益 | 682億円 | 800億円 | 737億円 |
| 営業利益率 | 14.1% | 14.5% | 13.1% |
| ROE | 12.9% | 12.0%以上 | 11.4% |
| ROIC | 11.7% | 11.0%以上 | 9.6% |
| 研究開発投資(3ヵ年) | 500億円 | 730億円 | 794億円 |
| 設備投資(3ヵ年) | 550億円 | 800億円 | 675億円 |
成果
売上高と営業利益は過去最高を更新し、計測事業のリカーリング比率も拡大しました。北米R&Dセンター、国内営業体制の領域別組織への改編、グローバル製造本部体制、リカーリング事業統括部・臨床MSソリューションセンターの新設など、お客様中心志向への体制変革を着実に進めました。
課題
中国経済の減速、部材価格・人件費の高騰等の外部環境変化に加え、人財投資やM&A等の先行投資の影響もあり、営業利益率は低下しました。新中期経営計画では、成長投資と収益性改善の両立を重要課題として取り組みます。
新中期経営計画 – 3年間の挑戦
2026年度–2028年度 中期経営計画
経営目標(2028年度)
| 売上高 | 営業利益 | EBITDA | ROE | ROIC |
|---|---|---|---|---|
| 6,800億円(CAGR 6.7%) | 1,000億円 | 1,350億円 | 11.5%以上 | 10%以上 |
- 注:本ページに記載の2028年度数値は、Tescan社の買収完了を前提として算定しており、将来の状況により変更される可能性があります。2028年度営業利益はIFRS適用後数値です。
収益力向上
営業利益率は2025年度の13.1%から、2028年度に14.7%へ引き上げる計画です。
| 施策 | 主な取り組み |
|---|---|
| 売上ミックス改善 | 高付加価値新製品を核とした提供価値拡大、リカーリング比率拡大 |
| プライシング適正化 | 顧客価値に基づくプライシング、コスト増の適正な価格反映 |
| 不採算製品・事業の収益改善 | 医用機器事業を中心とした収益力改善、不採算製品の整理 |
| コスト低減 | グローバルでの最適調達・最適生産、原価低減、販管費コントロール、AI活用 |

- ※ 2028年営業利益はIFRS適用後数値
お客様への提供価値拡大
当社は、製品単体ではなく、消耗品、サービス、データ管理システムを含むトータルソリューションを提供し、お客様が必要なデータの獲得を支援します。必要に応じて社外パートナーの技術・製品も組み合わせ、ワークフロー全体で価値を最大化します。
| 成長の柱 | 方向性 |
|---|---|
| コア事業拡大※1 | ライフサイエンス、クリニカル、リカーリングを中心に、高付加価値新製品とトータルソリューションを提供 |
| 海外事業拡大 | 北米・インドを戦略地域とし、顧客との共創と販売・サービス体制強化で成長 |
| 成長市場での事業拡大 | 半導体分野で、真空技術と計測技術を軸にAnalytical Intelligence※2でトータルソリューションを提供 |
| 基盤事業の 進化 |
グリーン、マテリアル領域で、標準化・規制対応を起点に事業拡大 |
| AIXの強化 | 経営・設計製造データと社員のナレッジを統合し、AI時代の企業グループへ進化 |
- ※1. コア事業:全社業績、収益の柱としてさらなる成長を目指す事業。重点機種のクロマト(LC、GC)、質量分析システム(MS)、リカーリング事業
- ※2. Analytical Intelligence:島津製作所が提案する分析機器の新しい概念。システムやソフトウェアが、熟練技術者と同じように操作を行い、状態・結果の良し悪しを自動で判断し、ユーザーへのフィードバックやトラブルの解決を行う。また、分析機器に対する知識や経験の差を補完し、データの信頼性を確保する。

新中期経営計画 – 3年間の挑戦
財務戦略
キャッシュフローの創出力を高めつつ外部資金も活用し、最適な資本構成を目指します。投資効果を見極め、企業価値向上への投資を優先するとともに、事業環境の変化に応じて機動的に株主還元を検討します。
| 最優先 | 項目 | 前中計期間 の結果 |
新中計期間(FY26–28)の計画 | |
|---|---|---|---|---|
| 研究開発・設備投資 | 1,500億円 | 2,200億円 (コア事業、北米・インド拠点、半導体・クリニカル市場での開発投資等) |
||
| 成長領域におけるM&A | 1,250億円 | 2,000億円 (最大枠。コア事業・成長市場での事業拡大に向けたM&A投資) |
||
| 株主還元 | 560億円 | 610億円以上(累進配当、配当性向30%以上) | ||
| 機動的な自己株式取得 | 250億円 | 事業環境の変化に応じ柔軟に対応 | ||
| 柔軟に 対応 |
- ※前中計期間のM&A費用にはTescan買収費用を含む
Shimadzu 2035
2035年、島津グループは売上高1兆円企業を目指します。技術に立脚したカスタマーイン志向のトータルソリューションパートナーとして、プラネタリーヘルスを追求し続けます。
| 項目 | 2025年度 | 2035年目標 |
|---|---|---|
| 売上高 | 5,607億円 | 1兆円以上 |
| 海外売上高比率 | 57% | 66% |
| 全社リカーリング 売上高比率 |
32% | 45% |
| 目指す姿 | お客様中心志向への体制変革を推進 | お客様のことをお客様よりも理解し、技術とサービスでお困りごとを解決するトータルソリューションパートナー |

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