トップメッセージ

株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患された皆様、および感染拡大による影響を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早いご回復をお祈り申し上げます。また、医療従事者をはじめ感染拡大防止にご尽力されている皆様に深く敬意を表し、心より感謝申し上げます。

2019年度の業績と配当

当社グループは、前中期経営計画に沿って、「世界のパートナーと社会課題の解決に取り組む企業」を目指し、「アドバンスト・ヘルスケア」など成長分野への投資、AI・IoTを活用したアフターマーケット事業の拡大や重点機種の競争力強化などによる収益力強化、また組織基盤の変革など、成長に向けた施策を進めました。
2019年度の業績につきましては、第3四半期までは中国での景気の減速があったものの、日本での底堅い需要などにより堅調に推移しましたが、米中貿易摩擦をはじめとする世界経済の不透明感の高まりによる需要の減退に加えて、世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響も受け、売上高は3,854億4千3百万円(前年度比1.5%減)となり、営業利益は4 1 8億4千5百万円(同5.9%減)、経常利益は4 2 6億6千9百万円(同6.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は3 1 7億6千6百万円( 同2.3%減)となりました。
期末配当金は、前期と同様に、1株につき15円とさせていただきました。なお、中間配当金を含めました当期の配当金は、前期に比べ2円増の1株につき年30円となりました。

代表取締役社長 上田 輝久

前中期経営計画の振り返り

前中期経営計画では、国内外で高い目標を掲げて業績拡大に取り組みました。2017年度、2018年度は計画した業績を概ね達成しましたが、最終2019年度は事業環境の変化により計画未達に終わりました。
この期間、ヘルスケアR&Dセンターの開設、医用機器工場の拡張など、今後の成長に向けた研究開発や製造機能強化のための投資を積極的に行い、「アドバンスト・ヘルスケア」などの新事業の創出にも取り組みました。
また、液体クロマトグラフや質量分析システムなどの重点機種のラインナップの拡充、アフターマーケットビジネスの拡大により、収益基盤の強化を進めました。組織基盤の観点では、健康情報提供サイトの利用拡大や情報技術を活用した働き方改革にも取り組み、働きやすい環境の整備が進みつつあります。
現在は、新型コロナウイルスの感染拡大による経済の不透明感が極めて高い状況ですが、前中期経営計画で構築した成長基盤をベースに業績の早期回復に努めてまいります。

今後の主な取り組みについて

 今年度は、新型コロナウイルスの感染拡大による市況の大幅悪化という厳しい経営環境からのスタートとなりました。
当社においても、短期的には大変厳しい事業環境に直面することを想定した対処を進めます。リーマンショックの際には、売上高が大きく減少しましたが、今回はそれ以上の影響を受けることを想定した上で、利益を確保するために設備投資の見直し、研究開発テーマの優先順位付け、製造コストや管理可能経費の削減などにより、生産性向上と経営の健全性維持を図ります。
新中期経営計画では戦略パートナー・事業パートナーとともにヘルスケア問題や環境問題をはじめとする『社会課題解決のための仕組み作りと社会実装』を進め、持続的な事業成長を目指します。新中期経営計画の詳細につきましては、『中期経営計画』をご覧ください。


株主の皆様には、今後ともなお一層のご支援・ご高配を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長 上田 輝久

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