脱炭素社会

当社は、国際イニシアティブ「RE100」に加盟し、2050年までに国内外の島津グループにおける事業活動で使用する電力を再生可能エネルギー100%とすることを宣言しました。

CO2排出量削減に向けた省エネの取り組み

これまで、事業活動におけるCO2排出量を削減するため、様々な省エネルギー施策の実施や再生可能エネルギーの利用を促進する投資等を積極的に行ってきました。電力使用量が多い工場や事業所を中心に省エネ診断の実施や、スマートメーターを活用した省エネ活動を推進しています。

再生可能エネルギーの利用

再生可能エネルギーについては、京都の本社・三条工場、紫野工場をはじめ、島根などの国内グループ会社やマレーシアやフィリピンなどの海外グループ会社に太陽光発電パネルを設置し、発電した電力を自社で利用しています。ドイツや英国のグループ会社では、再生可能エネルギー100%由来の電力契約へ切替えました。

Shimadzu Manufacturing Asia Sdn. Bhd.(マレーシア)

Shimadzu Manufacturing Asia Sdn. Bhd.(マレーシア)

島根島津株式会社

島根島津株式会社

「RE100」目標達成に向けて今後の取り組み

今後は、脱炭素社会への取り組みを加速するために、使用電力における再生可能エネルギーの割合を2030年度までに85%、2040年度までに90%とする中間目標を設定し、2050年までに100%とします。宣言にあたり、当社国内グループの工場、研究所などの主要な拠点については、2021年度より再生可能エネルギー100%由来の電力を導入する予定です。引き続き、CO2排出量削減を含む、様々な環境対応策に取り組む企業として、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

当社グループは、気候変動問題を世界が抱える社会課題の中で最も重要なもののひとつであると考え、経営における最重要課題として取り組んでいます。

カーボンニュートラルの実現を目指して

当社グループは、TCFD提言に賛同し気候変動関連情報の開示や、事業活動におけるCO2排出量削減目標が科学的根拠に基づくものであることを示す「SBT(Science Based Targets)認定」の取得、使用する電力を再生可能エネルギー由来100%とするRE100宣言を行い、カーボンニュートラルの実現に向けて取り組んでいます。

※島津グループの2030年度CO2排出量の削減目標はSBTの「1.5℃水準」として2022年10月に認定されました。



RE100とは

国際NGO「The Climate Group」がCDPとのパートナーシップのもと運営する、世界で影響力のある企業が再生可能エネルギー100%を目指す国際的な協働イニシアティブです。2050年までに企業が自らの事業の使用電力を太陽光・風力・水力・バイオマス・地熱などの再エネで100%賄うことを目標として設定しています。

RE100のWebサイトはこちら
※CDP 環境影響に関する情報開示システムを運営し、環境課題へのエンゲージメント改善に取り組む国際NGO。