人権の尊重

基本姿勢

私たちは、個人の人権の尊重、児童労働や強制労働の排除、人種・性別・言語・国籍・宗教・身体的ハンディキャップ・信条による差別の禁止など、人権や労働に関する国際規範や、労働者の権利や労働時間などに関する各国の法令を遵守します。

原則

1. 人権の尊重

私たちは、国際規範によって定められた人権を尊重し、これを侵害しません。また、各種ハラスメントなど、他人の人格や尊厳を傷つけることを行いません。

2. 児童労働・強制労働の排除

私たちは、事業活動のすべての段階で、児童労働や強制労働を排除します。

紛争鉱物への取り組み

Modern Slavery Act 2015 (現代版奴隷防止法) への対応

3. 雇用と職業の差別撤廃

私たちは、雇用において、人種・性別・言語・国籍・宗教・身体的ハンディキャップ・信条などによる差別を行いません。また、労働者の機会均等を確保し、能力や職務などに応じ公正に処遇します。

4. 結社の自由と団体交渉権の承認​

私たちは、国際規範と各国の法令に基づき、労働者による結社の自由を認め、職場の問題に関して労働者の代表と建設的な議論を行います。

5. 適正な労働条件の維持

私たちは、各国の法令に基づき、労働時間や賃金などの労働条件を定め、適正に運用します。

取り組み

人権尊重のための取り組み

当社グループでは、従業員の行動指針である「企業倫理規定」において、個人の人権を尊重し、人種・性別・言語・国籍・宗教・身体的ハンディキャップ・信条、その他の理由により差別をしないことを行動原則の一つとしています。同時に、「社員の人権と多様性の尊重に関する行動基準」を定め、全ての社員の人権を尊重し、互いの人格、個性などの多様性（ダイバーシティ）を認め合う職場づくりを進めています。また、「CSR憲章」の重要テーマの一つとしても「人権の尊重」を掲げ、個人の人権の尊重、児童労働や強制労働の排除、差別の禁止など、人権や労働に関する国際規範や各国の法令を遵守する基本姿勢を掲げています。
これらの方針のもと、「企業倫理行動規範ハンドブック」や、e-learningによる社内啓発、ハラスメント相談窓口の設置などを実施しています。加えて、管理職への昇進者には、人権尊重に関する冊子を配布し、管理職および通報窓口担当者に対してハラスメント研修を実施するなど、人権尊重に係る意識の向上を図っています。また、国内外の取引先に対して、事業活動における人権侵害の有無を確認する調査を定期的に実施しています。

結社の自由と団体交渉権の承認

当社グループでは、島津労働組合を中心として国内グループ会社12社に企業別労働組合があり、労働環境の改善・労働条件の向上のほか、経営の円滑な運営と事業の発展を図ることを目的に、労使協議会・委員会等を設置し、相互の信頼関係に基づく良好な関係を築いています。
島津製作所では、原則として管理職以外のすべての正規従業員が労働組合に加入しています。
※島津製作所単体　正規従業員（経営基幹職除く）加入率：99.9％ （2020年3月31日時点）

島津製作所における労使協議会等