政策保有株式

1.政策保有に関する方針

当社は、経営戦略の観点から、中長期的に当社の企業価値の向上につながると判断する株式を保有します。取締役会は、毎年、政策保有株式の保有規模が不適切でないかを確認した上で、個別の株式についても保有目的に照らして適切か、保有に伴う便益やリスクが資本コスト等に見合っているかを確認することで、保有の適否を検証します。上記の保有方針に基づき、2024年度については、検証の結果、保有意義が必ずしも十分でないと判断した2銘柄、13億円の縮減を行いました。

2.純投資目的以外で当社が保有する株式

純投資目的以外で当社が保有する株式の銘柄数および貸借対照表計上額の合計額は次のとおりです。

銘柄数(銘柄)

  2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
非上場株式 30 30 30 30 28 30
非上場株式以外の株式 36 30 24 22 22 20

貸借対照表計上額(百万円)

  2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
非上場株式 525 519 612 1,530 1,381 2,467
非上場株式以外の株式 10,418 11,907 11,405 10,426 13,054 9,261

2025年3月31日現在において、上記の他に、みなし保有株式として8銘柄、31,098百万円保有しています。

3.当社が保有する上場株式の保有規模

2025年3月31日現在において、みなし保有も合わせた当社が保有する上場株式は、20銘柄、40,360百万円となり、連結総資産の6.0%、連結純資産の8.1%となります。

4.議決権行使の基準

当社は、政策保有株式の議決権行使にあたり、すべての議案に対し、株主価値の向上に資するものか否かを判断した上で議決権を行使しています。議決権行使の適切な対応を確保するために、剰余金処分、取締役・監査役選任や買収防衛策など議案ごとに設けた判断基準に基づいて議案内容を確認しており、社会的不祥事など重大な懸念事項が生じている場合には、慎重に賛否を検討しています。

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