基本的な考え方
当社の取締役会は、会社経営の観点から事業展開や会社をとりまく経営環境などを考慮しながら、取締役会において多角的な視点から議論を行い、重要な業務執行の意思決定および適切な業務執行の監督・監査機能をバランス良く発揮することを目指しています。
取締役会の活動状況
取締役会は、法令・定款および取締役会規則の定めるところにより、重要な事項について決議、討議、報告を行っています。
2025年度において、取締役会において具体的な検討した主な内容は次のとおりです。
| 新中期経営計画(2026年度〜2028年度)の策定 | グループ全体の成長シナリオ、各事業の進捗・戦略などを複数回にわたって討議 |
|---|---|
| M&Aを中核とした非連続成長推進 | Tescan買収決議を含む分析計測事業を中心に戦略適合性・リスク・財務の観点からM&A案件を討議 |
| 事業ポートフォリオの見直し | 成長領域への集中と事業構造最適化の方向性を討議 |
| 国際財務報告基準(IFRS)の任意適用 | グローバルな情報開示の強化および資本市場との対話促進を目的として、IFRSの任意適用を決議 |
| 経営基盤の強化 | 事業成長を支えるガバナンス・リスクマネジメント・グローバル製造・AI戦略・DX推進・人財戦略などの重要課題を議論 |
取締役会の実効性評価
当社は、取締役会を構成する取締役および監査役に対して、取締役会の実効性に関する分析・評価を毎年実施しています。2025年度も実効性評価に関する独自アンケートを実施し、アンケート結果を基に、取締役会において改善が必要な事項を中心に意見交換を行いました。
| 2025年3月期実効性評価において確認された主な課題と取り組み状況 | |
|---|---|
| 主な課題 | 取り組み状況 |
| 審議の時間配分・議案の設定・取締役会資料の質向上について、なお改善の余地がある。 | 審議の時間配分や議案設定については、年間スケジュールの策定と討議時間の拡大により改善した。一方、資料の質向上については、論点整理の改善に取り組んだものの、引き続き課題として残った。 |
| 株主・投資家との対話に関する取締役会への情報提供について、充実の余地がある。 | 株主・投資家との対話フィードバックについては、IR活動の情報共有を継続的に充実させた結果、前年から大きく改善した。 |
| 事業戦略や中期経営計画の進捗モニタリングにおける重要議案への取締役会の関与・議論の深化が課題。 | 新中期経営計画の策定やM&A案件については、複数回の討議枠を設けて審議を重ね、オフサイトミーティングも実施した。一方、経営戦略・中計に関する議論の深度については、なお改善が必要との評価となった。 |
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| 2026年3月期実効性評価において確認された主な課題と今後の取り組み方針 | |
|---|---|
| 主な課題 | 今後の取り組み方針 |
| 取締役会資料の質向上については、なお改善の余地がある。 | 簡潔かつ議論のポイントを明確にした資料改善を行い、企業価値向上に資する重要議案に一層の時間を確保できるようにする。 |
| 経営戦略・中計に関する議論の深度、議案選定や効率的審議のための資料の工夫が課題として残存。 | 重要テーマを計画的に議題化するオフサイトミーティングの充実に取り組む。 |
| 重要なテーマとして、M&A戦略(PMI含む)・事業ポートフォリオ・グループガバナンス/リスクマネジメント・人材育成などが挙げられる。 | M&A戦略や事業ポートフォリオなどの重要テーマについて俯瞰的かつ深度ある議論ができるよう、引き続き改善に取り組む。 |
2026年3月期 取締役会の実効性評価結果
| 評価項目 | 評価結果 |
|---|---|
| 取締役会の構成 | 11名の規模と社外役員が過半数を占める構成は実効性があるという肯定的な評価でした。 引き続き戦略モニタリングとガバナンス強化に資する体制の議論を行います。 |
| 取締役会の運営 | 審議の時間配分や議案の設定については改善が見られた一方、取締役会資料の質向上については、なお改善の余地があるという評価でした。 俯瞰的な議論に重きを置いた取締役会運営を目指すべく、取締役会に上程される議案選定や審議の時間配分、スケジュールに留意します。 また、簡潔かつ議論のポイントを明確にした資料の改善を行うことで、企業価値向上に資する重要な議案に一層の時間を確保できるようにします。さらに、重要テーマを計画的に議題化するオフサイトミーティングの充実にも取り組みます。 |
| 取締役会の役割と責務 | 取締役会の役割と責務は適切に果たされているという評価でした。 引き続き力を入れるべきテーマとして、M&A戦略(PMI含む)、事業ポートフォリオ、グループガバナンス/リスクマネジメント、人材育成などが挙げられました。今後も、これらを重要テーマとして取り組みます。 |
| 取締役の自己評価 | 全ての取締役は当社の基本理念と期待される役割を理解し、多様なバックグラウンドを生かした活発な議論を行っており、実効性があるという評価でした。 |
| 取締役・監査役への支援・連携 | 社外取締役と監査役間の情報提供および認識の共有、ならびに社外役員と会計監査人・内部監査部門との意見交換の機会の確保および情報共有は適切に行われております。 さらに従業員との対話の機会の確保などにより、社外役員の会社の知識・理解向上に向けた取り組みを計画的に進めます。 |
| 株主・投資家との対話について | 会社と株主や機関投資家の対話に関する情報提供は適切に行われているとの評価になりました。前年と比べて大きく改善され、継続的な取り組みの成果が表れております。 引き続き執行側のIR活動の情報共有を充実させ、株主や機関投資家との対話機会の確保にも取り組みます。 |
エグゼクティブ セッション
取締役会終了後などに、取締役会メンバー全員でのオフサイトミーティングをはじめ、社外取締役および社外監査役間、また社外取締役および監査役間での会合をそれぞれ定期的に実施し、自由闊達に意見交換や状況共有などを行っています。

オフサイトミーティングの様子
| 取締役会 メンバー全員 |
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|---|---|
| 社外取締役および 社外監査役間 |
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| 社外取締役および 監査役間 |
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社外取締役・社外監査役の活動
社外取締役および社外監査役は、当社の持続的な成長の促進・中長期的な企業価値向上を図るための活動を行っています。
サステナビリティ経営説明会への登壇
2025年12月に北野取締役が、機関投資家向けに開催された環境経営をテーマとしたサステナビリティ経営説明会に登壇しました。北野取締役からは、当社における環境経営のポテンシャルについてコメントいただきました。

150周年式典への参加
2025年5月に社外取締役および社外監査役が、創業150周年を記念して開催されたパートナー感謝式典に参加しました。パートナーの皆様とともに、当社の歩みを振り返り、今後の成長への期待を共有する機会となりました。


