島津製作所はCSR活動として様々な社会課題への取り組みを推進しています。これらの取り組みに対して様々なSRI(社会的責任投資)評価機関や社外の組織・団体から、評価や表彰を受けています。
参画中のイニシアティブ
国連グローバル・コンパクト
2019年9月に国際連合が提唱する「国連グローバル・コンパクト」(UNGC)へ署名し、日本におけるローカルネットワークである「グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン」に加入しました。UNGCは、各企業・団体が責任ある創造的なリーダーシップを発揮することによって、社会の良き一員として行動し、持続可能な社会の成長を実現するための自発的な取り組みです。
気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言への賛同
気候変動関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)による提言へ賛同し、「TCFDコンソーシアム」に参加しています。TCFDの提言に基づき、気候変動が事業に与えるリスク・機会の両面に関して、戦略・リスク管理・ガバナンスなどの観点から情報開示を進めていきます。
SBT (Science Based Targets)
2022年10月、島津グループの2030年度CO2排出量の削減目標について、SBTイニシアチブからパリ協定における「産業革命前と比較して気温上昇を1.5℃未満に抑える水準と整合した目標」(SBT:Science Based Targets)として、認定されました。
RE100
持続可能な社会の実現に貢献するため、国際的な環境イニシアティブである「RE100」に加盟し、2050年までに事業活動で使用する電力を再生可能エネルギー100%とすることを宣言しました。
気候変動イニシアティブ(JCI:Japan Climate Initiative)
脱炭素社会の実現を目指すネットワーク「気候変動イニシアティブ(Japan Climate Initiative)」に参加しています。 「気候変動イニシアティブ」は、日本で気候変動対策に積極的に取り組む企業や自治体、NGOなどの情報発信や意見交換を強化するために設立されたネットワークです。
クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス(CLOMA)
海洋プラスチック問題の解決を目指す、「クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス」(CLOMA)に加入しています。CLOMAはプラスチックごみの適正管理、3Rの推進、代替素材の開発促進等、業界を超えた取り組みを加速するために設立されました。
主なインデックス組み入れ状況
MSCI ESG Leaders Indexes
世界的なSRI(社会的責任投資)指標の一つである「MSCI ESG Leaders Indexes」に組み入れられています。ESG面で優れた企業を選定するものです。
MSCI ジャパンESG セレクト・リーダーズ指数
包括的ESGリスクをとらえる指標であり、ESG評価が高い銘柄を各業種から選んで構成されている「MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数」に組み入れられています。この指標はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)にも評価指標として採用されています。
MSCI 日本株 女性活躍指数〔WIN〕
女性活躍を推進する性別多様性スコアの高い企業を各業種から選んで構成される「M S C I 日本株女性活躍指数(WIN) 」に組み入れられています。この指標はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)にも評価指標として採用されています。
FTSE Blossom Japan Sector Relative Index
グローバルインデックスプロバイダーであるFTSE Russellにより構築されたFTSE Blossom Japan Sector Relative Indexは、各セクターにおいて相対的に、環境、社会、ガバナンス(ESG)の対応に優れた日本企業のパフオーマンスを反映するインデックスで、セクター・ニュートラルとなるよう設計されています。また低炭素経済への移行を促進するため、特に温室効果ガス排出量の多い企業については、TPI経営品質スコアにより改善の取り組みが評価される企業のみを組み入れています。なお、本インデックスは、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)のESGのパッシブ運用ベンチマークとして採用されています。
JPXプライム150指数
JPXプライム150指数は「価値創造が推定される我が国を代表する企業で構成される指数」をコンセプトとして、株式会社 JPX 総研が開発したインデックス指数です。東証プライム上場の時価総額上位500銘柄のうち、財務実績に基づく「資本収益性(エクイティ・スプレッド基準)」と、将来情報や非財務情報も織り込まれた「市場評価(PBR基準)」という、価値創造を測る2つの観点からそれぞれ75銘柄、計150銘柄が選定され、当社は「市場評価(PBR基準)」の観点から選定されました。
iSTOXX MUTB Japan プラチナキャリア 150 インデックス
三菱UFJ信託銀行株式会社とドイツ取引所傘下の指数提供会社STOXX社が共同で開発し、「人的資本」に着目したESG指数であるSTOXX® MUTB 日本プラチナキャリア150インデックスに選定されています。本指数は東洋経済新報社のCSR企業総覧データのうち『プラチナキャリア』企業の評価項目を用い、「長期的な視点」「自律的な学び」「社会への貢献」の3つの観点から従業員のキャリア構築に積極的な企業150銘柄で構成されています。
S&P/JPX カーボンエフィシエント指数
売上高当たりの炭素排出量が少なく、炭素排出量に関する情報開示を十分に行っている企業を選んで構成されている「S&P/JPXカーボン・エフィシェント指数」に組み入れられています。この指標はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)にも評価指標として採用されています。
SOMPOサステナビリティ・インデックス
SOMPOアセットマネジメント株式会社が作成している「SOMPOサステナビリティ・インデックス」 の2024年構成銘柄に選定されています。このインデックスは、ESG(環境、社会、ガバナンス)の評価が高い企業に幅広く投資する、年金基金・機関投資家向けのSRI(社会的責任投資)です。
社外からの評価・表彰・認定
MSCI ESGレーティング
島津製作所は2024年のMSCI ESGレーティングにおいて、2年連続「AA」評価を取得しました。MSCI のESGレーティングは、米モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル社(MSCI Inc.)のESGリサーチにより提供されている世界的な評価指標です。企業の環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)への取り組みにおいて最上位の「AAA」から最下位の「CCC」まで7段階で格付けされています。
CDPランキング(2023)
企業や団体などの気候変動問題の解決に向けた活動情報を収集・分析している非営利団体から、当社の活動は「気候変動 スコア:A-」「Water スコア:B」という評価を得ています。
EcoVadis
EcoVadis社(本社:フランス)による2023年のサスティナビリティ調査において、「ブロンズ」評価を獲得しました。世界150ヶ国、50,000社以上のサプライ ヤー企業を対象に、「環境」「労働と人権」「倫理」「持続可能な資材調達」など広範囲に渡り調査・評価を行っています。
エコ・ファースト企業
「エコ・ファースト」は、企業が環境分野において「先進的、独自的でかつ業界をリードする事業活動」を行っていることを認定する制度です。
島津製作所は、2020年10月21日、環境大臣から『エコ・ファースト企業』として認定されました。
ハビタット評価認証(JHEP認証)
本社・三条工場内に「島津の森」(8,000m2)を整備しています。この緑地帯は、公益財団法人日本生態協会が開発・運営し、生物多様性の保全や回復に資する取り組みを客観的に定量評価するハビタット評価認証(JHEP認証)において、最高ランクのAAA評価を取得しています。
健康経営銘柄 2021-2023
経済産業省が東京証券取引所と共同で、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる企業を選定する「健康経営銘柄」に3年連続選定されました。
健康経営優良法人2024(ホワイト500)
経済産業省が日本健康会議と共同で、優良な健康経営の施策を実施している大規模法人を認定する制度「健康経営優良法人2024(ホワイト500)」に8年連続で認定されています。
なでしこ銘柄 2017-2022
島津製作所は、女性活躍推進に優れた上場企業として、6年連続で「なでしこ銘柄」に選定されました。
「なでしこ銘柄」は、毎年、経済産業省と東京証券取引所が、業種ごとに女性活躍を積極的に推進する企業を選定しています。
新・ダイバーシティ経営企業100選
経済産業省が、多様な人材の能力を生かし、中長期的に企業価値向上を実現している企業を表彰する「新・ダイバーシティ経営企業100選」に選定されました。
くるみん認定
くるみん認定制度は、「次世代育成支援対策推進法」に基づき、仕事と子育ての両立支援に積極的な企業を厚生労働省が認定する制度です。
当社は2024年に「くるみん」マークの上位認定版である「プラチナくるみん」に認定されました。
えるぼし認定
えるぼし認定制度は、「女性活躍推進法」に基づき、女性の活躍促進に関する状況などが優良な企業を厚生労働省が認定する制度です。
当社は、2023年に「えるぼし」の最高位である3段階目(3つ星)に認定されました。
DX認定
DX認定制度は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき、「デジタルガバナンス・コード」の基本的事項に対応し、DXの推進環境が整っている企業を国が認定するものです。
当社は経済産業省から2023年に「DX認定事業者」に認定されました。
日本IR協議会「IR優良企業賞」
「IR優良企業賞」はIRの趣旨を深く理解し、積極的に取り組み、市場関係者の高い支持を得るなどの優れた成果を挙げた企業を表彰するものです。経営トップの対話姿勢が評価され、2021年初受賞しました。
日経「スマートワーク経営」調査
働き方改革を通じて生産性を高め、持続的に成長する先進企業をこの調査において、当社は、人材活用力S、イノベーション力S++、市場開拓力S、経営基盤A+と高く評価されています。
日経アニュアルリポートアウォード2018
日経アニュアルリポートアウォード2018にて優秀賞を獲得
日経「SDGs経営」調査
日本経済新聞社による国内899社を対象としたSDGsへの取り組み状況の調査にて、当社は総合評価で星4.0という評価を得ています。
当社の海外子会社である島津企業管理(中国)有限公司の社外からの評価
企業社会責任達標企業
島津企業管理(中国)有限公司は、社会的な責任を果たしている企業として8年間連続で認定されています。
経済突出貢献奨、経済貢献百強企業
2017年には上海の租税地区で経済貢献をした企業として、2018年には浦東新区で経済貢献をした企業として表彰されています。
全国模範労働者の企業、上海市でパイオニア労働者が働く企業
2018年には中国全土において模範的な労働者が働く企業として表彰されています、また2017年にも上海市より先進的な労働者が働く企業として表彰されています。
当社の海外子会社であるShimadzu Europa GmbH(ドイツ)の社外からの評価
NRW.INVEST AWARD 2018
ドイツ・ノルトライン・ヴェストファーレン(NRW)州では、毎年同州の経済発展に貢献した外資企業にNRW.INVEST AWARDをおくっています。
同州での50年に及ぶ事業運営、イノベーションセンター設立などが評価され、米国のAmazon社等とともに、2018年に同賞を受賞しました。
Copyright © NRW.INVEST/Jürgen Markus
格付情報
格付機関 | 格付 | 発表日 | 対象 |
---|---|---|---|
日本格付研究所 (JCR) |
「AA-」 | 2022年10月 | 発行体 |
格付投資情報センター (R&I) |
「A+」 | 2022年11月 | 発行体 |