2013.12.6 分子生物学会で発表しました

 2013/12/3-6に、神戸ポートアイランド 神戸国際会議場にて 第36回日本分子生物学会年会が開催され、田中最先端研究所から1件の発表を行いました。
 タンパク質「同定」には、通常 そのタンパク質特有のアミノ酸配列を(可能な限り広範囲に渡り)確定させる方法を用います。特に N-/C-末端配列の場合は、”そこが末端である”という”位置情報”をも含んでいるため、これまでは「末端から5~10残基程度の短い配列を確定できれば 同定が可能」と想定されていました。
 本発表では、より網羅的になった最新のタンパク質データベースに基づき、各モデル生物の末端部分配列の傾向を解析した結果と、「タンパク質を一意に決めるためには、末端からのアミノ酸を あと何残基決定すれば良いか?」を示すデータベース*を紹介しています。

[P3-0087] ○吉沢明康,福山裕子,梶原茂樹,九山浩樹,田中耕一
島津製作所 田中最先端研究所
“Cross-organism comparison of protein terminal sequences and development of terminal sequence database”
「タンパク質末端配列の種間比較と末端配列データベース構築」

* 解析サポート用データベース及び検索システム”ProteinCarta”
 (近日公開予定)

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