2014.12.15 クロマトグラフィー科学会議で Offline-LC-MALDIの成果を発表しました

 2014.12.10~12、京都大学 桂キャンパスで “第25回クロマトグラフィー科学会議”SCS25が開催され、本PJの成果1件をポスター発表しました。

 タンパク質に糖鎖が付加した「糖タンパク質は、タンパク質の6割以上を占め、疾患によっても変異が発生する」と言われています。
 本発表では、On-target消化とLC/MALDI-MSとを組み合わせる事により、1つの試料からペプチド・糖ペプチド・糖鎖と脱グリコシル化ペプチドを 逐次的・網羅的に解析可能になった事や、3-AQラベル化の効果等により、糖ペプチドとして検出できない濃度の試料が、そのフラグメントとして検出可能となった事、等を紹介しています。

 なお 本学会は、ミクロスケール分離分析に関する アジア-太平洋国際シンポジウム(APCE2014) 及び 第34回キャピラリー電気泳動シンポジウム(SCE2014) との連続・合同開催になっています。

P-06 (SCS106)
依田里都子, 日置雄策, 西風隆司, 岩本慎一, 田中耕一
“LC/MALDI-MSによる糖ペプチドおよび糖鎖の逐次的検出”
島津製作所 田中耕一記念質量分析研究所

 

クロマトグラフィー科学会HP

 

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