2014.5.20 論文発表内容の表記修正を行いました

 分析化学分野で 世界で最も著名な学術誌の1つである”Analytical Chemistry”にて、新規合成化合物をイオン化補助剤:マトリックスとして用いることにより 従来よりも最大100倍高感度に測定できた結果の論文が発刊された事を、2012.5.7 の新着情報として掲載しました。
 しかしながら、その化合物表記に誤りがあった事が最近分かり、同学術誌に修正内容を投稿し、了承され、掲載されました。

 新規合成化合物の構造を より高性能のNMR等で再度確認したところ、アルキル鎖付加が当初期待していた位置とは異なっている事が示唆されたためです。
 構造表記のみが間違っており、その他の内容(例:高感度化結果)に修正は必要ない事を 再実験等によって確認しました。

 なお、疎水性ペプチド高感度化に関しては、その後 最先端研にて更に高性能のマトリックスが開発され、同学術誌へ2報目の論文発表と その後の進展として日本質量分析学会で発表が行われています。

 

発表資料(Analytical Chemistry修正内容掲載へのリンク)

 

関連新着情報:
2014.5.19 【資料掲載】第62回日本質量分析学会(5月14~16日)で成果発表しました
      (口頭発表[3B-O1-1020] 参照)
2013.10.15 【資料掲載】「疎水性化合物高感度化」論文2報目が発刊されました
2012.5.7 【資料掲載】「疎水性化合物100倍高感度化」論文が発刊されました