カルニュー精密屈折計接触液(屈折液)

分散法

分散法は物質による光の分散の違いを利用した物質の定性分析の方法です。顕微鏡を用いるのですが光源は連続的に波長が変化するもの(分光器など)を用います。ベッケ線の方法と同様にして試料を細かくし屈折液に浸しスライドガラスとカバーガラスで挟み、顕微鏡にセットします。このとき、屈折液と試料の分散値は異なります。よって波長による屈折率は異なります。ですので、ある特定の波長において浸液の中の試料の輪郭が見えなくなることがあります(図1)。これを他の屈折液でも行うと、波長ごとの試料の屈折率求められます。

分散法