カルニュー精密屈折計接触液(屈折液)

液浸法

鉱物や結晶の定性分析、屈折率測定の手法の一つです。これは顕微鏡を用います。まず液浸法(ベッケ線法)ですが、試料、顕微鏡(透過型)、スライドガラス、カバーガラスを用意します。
細かく砕いた試料を浸液に入れスライドガラスの上にのせ、カバーガラスをします。これを絞りを絞った顕微鏡で観察すると試料の砕片の周囲に光る線が見えます。これがベッケ線です。
ベッケ線は鏡筒を上に移動させると高屈折率の方に移動し、鏡筒を下に移動させると低屈折率の方に移動します。このベッケ線の移動でいくつかの種類の浸液と試料の屈折率を比較し、試料の屈折率を測定することができます。

液浸法