水中光無線通信装置は電波を用いた通信が困難な水中において、無線での高速通信を実現するモデムです。
当社の光無線通信装置は、水中で減衰率の少ないレーザー光を利用することで従来の音響通信よりも大容量のデータ通信を実現しました。
海洋事業のリモート化、自動化に貢献します。
技術概要
従来、海洋を航行する水中ビークルから動画などの大容量のデータを取得するには、一度ビークルを海上または陸上に揚げる必要がありました。水中では、空中で通信に使用されている帯域の電磁波は激しく減衰し、無線通信に使用することができないためです。このため、水中の無線通信には音波が利用されてきましたが、通信速度は数十kbpsが限界であり、大容量のデータ通信には利用できずにいました。
水中光無線通信装置「MC」シリーズは、水中で減衰の少ない波長のレーザー光(可視光)を利用し、数十Mbpsクラスの高速通信を可能にしました。
- この技術は、防衛装備庁殿 安全保障技術推進制度の支援を受けて開発した、デュアルユース技術です。