SHIMADZU DE&I Week 2025を開催
コミュニケーションで育むDE&I

社内イントラネットに掲載したSHIMADZU DE&I Week 2025のバナー
島津製作所は2020年度から毎年、ダイバーシティについて考える社内イベントを実施しています。2023年度からはテーマと参加対象、期間を拡大し、「SHIMADZU DE&I Week」として国内外の島津グループ全体で「Diversity, Equity&Inclusion」(DE&I)について考える機会としています。2025年12月の「SHIMADZU DE&I Week 2025」では、「コミュニケーションで育むDE&I ~つながる言葉、広がるこころ~」をテーマにさまざまな企画が行われました。
講演会「自分らしく活躍できる職場とするために」
LGBTQ+コミュニティ「Tsunagary Cafe(つながりカフェ)」を運営する阪部すみとさん、森口玄貴さんをお招きし、講演会とワークショップを行いました。

講演するTsunagary Cafeの阪部さん(左)と森口さん(右)
「自分らしく活躍できる職場とするために~同性カップルとしての経験を交えて~」をテーマにした講演会では、多様な性に関する基礎用語やLGBTQ+の理解者・支援者としてできることなどについてお話しいただきました。その後のワークショップで参加者たちは、LGBTQ+の当事者が直面するさまざまな場面を想定した問いについて考え、意見を交換しました。
参加者からは「LGBTQ+について理解が深まり、企業がパートナーシップ制度を導入する意義が分かった」「ルールの整備だけではなく、対話が必要になる場面が多くあることに気づいた」といった感想がありました。お互いを否定しない環境でそれぞれの価値観を共有することで、新たな視点を得たり、相互理解を深めたりすることができました。
心理的安全性を高め、ネットワークを拡大する二つの企画
職場における「心理的安全性」の確保は、個人のパフォーマンスやチームの生産性の向上に重要な要素です。褒める風土を強化する「ほめ活合同チーム学習」と、異文化交流会「Cross Culture Connect」では、同僚や自分自身について言葉を交わしました。
ほめ活合同チーム学習では、約40名の参加者が9チームに分かれて4つのワークを体験しました。褒め言葉を交わす場面では自然と笑顔が生まれます。「Cross Culture Connect」では、8カ国の外国人社員と日本人社員がテーマトークや京都の組紐を使った「ぼんぼり飾り」づくりを行いました。
ほめ活合同チーム学習:相手の良いところを伝えるワークの様子
Cross Culture Connect:テーブルには各国のお菓子が用意された
どちらの企画も和やかな雰囲気のなか進行し、「深く話す機会がなかった同僚の考えを知れた」「少し照れる気持ちもあるが、褒め合うのはとても楽しかった」「距離が縮まったように感じた」「今後声を掛けやすくなった」といった感想が示す通り、互いの考え方や良さに目を向ける時間となりました。
芸術を通してコミュニケーション
SHIMADZU DE&I Weekにおいて、川柳募集・投票は恒例企画です。「伝える」をテーマにした今回は、伝えようとすることの大切さや伝わらなかった経験を詠んだ作品が寄せられました。今回新たにチーム作品の募集も開始し、チームで川柳を考えることが対話のきっかけとなりました。また、海外からも積極的な参加が見られ、SHIMADZU DE&I Weekがグローバルに浸透していることを感じさせる結果となりました。
社員投票で1位になった作品
| 個人賞 1位 | Many questioned my truth Still, I stood and speak again Change begins with voice. |
| チーム賞 1位 | Different insights ideas shared in meetings theme chosen as one |
また、障がいのあるアーティストの作品展示を今回も京都本社と東京支社で開催しました。これは、多様な表現に触れて、互いの個性を尊重し、誰もが活躍できる職場について考えるきっかけになることを目的とした企画です。今回は「多様な表現者たちのアート展」と題し、京都府の協力のもと、府が運営する障がいのある人の作品や表現に出会える場「art space co-jin」の作品のほか、障がいのある当社社員が制作したアート作品やノベルティを展示しました。


京都府提供作品の展示。作品はミーティングエリアに設置され、来訪されたお客様にもご覧いただいた


当社社員の作品(左)と作品があしらわれたノベルティの手帳とメモ帳(右)。ノベルティは、社内の使用済みの紙のみで生成した古紙100%の紙を使用。社員による手作業で製本された
世界のメニュー「Global Feast」
当社で働く外国人社員の出身地の料理が、今回も1週間限定メニューとして京都本社の食堂に並びました。利用者からは「同僚の故郷の料理を食べながら家族の話や学生時代の思い出まで聞けて、心の距離も近づいた気がした」「自分の出身地のメニューを紹介してもらい、自分のバックグラウンドや大切にしている文化も知ってもらえたと感じた」といった感想があり、今回のイベントテーマ「コミュニケーションで育むDE&I ~つながる言葉、広がるこころ~」を実感できたようです。


「Global Feast」で提供された料理。複数の国と地域の料理を一度に味わえるスペシャルプレート(右)は、今回初の試み
その他、1000人以上が参加した一日一問クイズラリーや、女性の健康セミナー、Well Being研修など、より多くの社員が気軽に参加できるイベントを実施しました。
開催事務局のコメント
イベント実施後のアンケートにおいて、回答者の82%が「このような取り組みを継続することで会社は変わると思う」と答えており、一人ひとりの関心や変化の実感が、確実に広がっていると感じています。特に印象に残ったのは、「もっとイベントのテーマを広げてほしい」「より深く考えていきたい」という声が多く寄せられたことです。LGBTQ+、障がい、国籍といったテーマに加えて、家庭状況やライフステージ、価値観や考え方といった誰もが持つ違いを自分自身や身近な人のこととしてDE&Iを捉えたいという思いが伝わってきました。
DE&I推進を「やる・やらない」の議論ではなく、「どうすれば、もっと自然に、働きやすくなるのか」「どう進化させていけるのか」と考える視点が増えていることは、この6年間の積み重ねの中で生まれてきた変化だと感じています。

Webサイト「SHIMADZU×Diversity」では、当社グループのDE&I推進に関する取り組みを掲載しています。
タイトルとURLをコピーしました


