ダイバーシティは科学技術の源泉 「ダイバーシティを考える日2021」
島津製作所グループは「ダイバーシティを考える日」を設定しています。今年は10月8日とし、この日を中心に、身の回りのダイバーシティ&インクルージョンについて考えるためのイベントを社内で開催しました。
当社は、「ダイバーシティは科学技術の源泉」と考え、科学技術で社会に貢献し続けるために、ダイバーシティ&インクルージョンに取り組んでいます。
Christina L. Ahmadjian教授の基調講演
一橋大学大学院 経営管理研究科・Christina L. Ahmadjian教授に「ダイバーシティ&インクルージョンの先に何がある?~あなたも一つの多様性~」というテーマで講演いただきました。
日本と世界の企業の差、一人ひとりの考え方や行動が今後に影響することなどをお話しいただきました。
講演の様子を社員へオンラインで配信
ダイバーシティ経営担当役員とChristina教授の対談
「ダイバーシティを社員一人ひとりが自分ごととして考える」をテーマに、当社常務執行役員 人事・ダイバーシティ経営・健康経営担当 梶谷良野がChristina L. Ahmadjian教授と対談しました。
対談の内容について、社内外への発信を予定しています。
左:島津製作所 常務執行役員 人事・ダイバーシティ経営・健康経営担当 梶谷良野
右:一橋大学大学院 経営管理研究科 Christina L. Ahmadjian教授
ダイバーシティ&インクルージョンをより身近に
Global Feast
10月4日~8日に、外国籍社員の出身地の料理を本社の社員食堂で提供しました。
また、その社員の故郷のおすすめ料理とレシピを社内イントラネット上で紹介し、世界の様々な地域出身の社員が共に働いていることを実感できる機会としました。
ダイバーシティ&インクルージョンをより身近に
島津ダイバーシティ&インクルージョン川柳(D&I Senryu)
ダイバーシティ&インクルージョンに関する川柳を社内で募集し、国内外から200句以上が届きました。この中から、6句を選出して表彰しました。大賞「島津一ダイバーシティ賞」となったのは次の句です。
島津一ダイバーシティ賞 | 重ねよう ポジティブ対話と リスペクト |
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ダイバーシティ&インクルージョンをより身近に
男性社員の育休経験談の紹介
育児休職を取得した男性社員の育児体験談、夫が育児休職を取得した女性社員の声について、次の3エピソードを紹介しました。
「孤育て」を防ぐ夫の育休取得 | 社員同士の夫婦で夫が1ヶ月の育休を取得、妻から見た男性の育休 |
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仕事も家庭も大切にするために | 仕事と家庭の両立を志して育休を取得した男性社員の経験 |
育休で得た宝物 | 第二子出産の妻の負担を考えて5ヶ月間の育休を取得した男性社員の経験 |
ダイバーシティ推進について人材開発室長から
ダイバーシティの推進やプロジェクトについて、人材開発室長・妹崎淑恵からのコメントをご紹介します。
ダイバーシティ推進は必要なことだと理解してくれる人は増えてきました。ですが、考え方の違う人と仕事をするのはやはり大変だ、と感じる人は多いと思います。
「ダイバーシティを考える日」から「ポジティブ対話とリスペクト」を繰り返すことで、いつか考えなくても“できる”ようになれるよう継続したいと考えています。
ダイバーシティ経営担当役員から
Christina L. Ahmadjian教授とも対談した、当社常務執行役員・梶谷良野は次のようにコメントしています。
ダイバーシティ経営においては、企業価値向上に向け、女性や外国人などといった表層的な属性に加え、一人ひとりの考え方や価値観、経験など深層的な属性も含め、「個の力」を組み合わせ、活かすことが必要です。
そのためには社員一人ひとりがダイバーシティを他人事でなく、「自分事として考える」ことがその第一歩であると考えています。
島津グループがダイバーシティ&インクルージョンを推進する理由
島津グループがダイバーシティ&インクルージョンを推進するのには、主に次の理由があります。
- 多種多様な知識や価値観の組み合わせが、当社の求める新たな科学技術の源泉であること
- 社員が強みを生かして活躍できる職場を作ることで、優秀な人財を引き付け、社会に認められる企業であり続けること
- 自分が職場の一員として受け入れられていると感じることが、社員から会社への信頼感、企業価値共有の基礎となること
社是「科学技術で社会に貢献する」のもと、社員の活躍やイノベーションの創出を促進するため、2020年に「ダイバーシティを考える日」を開始しました。社員がダイバーシティ&インクルージョンについて考えるきっかけとしています。
