SHIMADZU DE&I Week 2024
~重ねよう ポジティブ対話と リスペクト~

SHIMADZU DE&I Week 2024

イントラネットに掲載したSHIMADZU DE&I Week 2024のバナー

島津製作所では、「SHIMADZU DE&I Week」を設けて、国内外の島津グループ全体で「Diversity, Equity&Inclusion」(DE&I)について考える機会にしています。

2020年度から「ダイバーシティを考える日」を開始し、2023年度に「SHIMADZU DE&I Week」に拡大しました。5年目を迎えた今年度は、「コミュニケーションで育むDE&I ~重ねよう ポジティブ対話と リスペクト~」をテーマに、DE&Iを自分事として考え、体感することを目指してさまざまな取り組みを行いました。

 

社員の出身国料理を味わう 世界のメニュー「Global Feast」

島津製作所で働く外国籍社員の出身地の料理やデザートが、1週間限定で食堂に並びます。 ランチタイムにホッと一息入れながら、多様な仲間を知り、考える機会です。食堂を利用する社員の誰もがDE&I Weekを意識するきっかけになりました。

 

 

15の国と地域の料理が提供され、「これだけ多くの国の方が働いているんだと実感した」「文化や考え方を知り、お互いに理解を深めたい」との声がありました。

NHK京都の取材があり「京のひるどき」で紹介された

DE&Iワークショップ:
「違うからこそ面白い!多様な価値観に気づくコミュニケーションの力」

従業員自身が対話に参加して、DE&Iについて考えるワークショップを開催しました。
はじめに、「クロスロードダイバーシティゲーム」というカードゲームを通して、答えのない問題についてグループディスカッションを行い、多様な考えや価値観を知り、受け入れる体験をしました。後半はダイバーシティ経営担当役員との直接対話形式で、会社の課題、多様なメンバーの受容、信頼関係を前提とした意見のぶつけ合いにより緊張感のある議論へと発展させるヘルシーコンフリフトやDE&Iの推進による変化など、島津グループが目指すDE&I推進の在り方を話し合いました。

参加者からは、「『違った意見があって当たり前だ』と改めて感じた。」「尊重し合うことの大切さをより実感した。」などの感想がありました。

LGBTQ+ALLYトークセッション

誰もが自分らしく働き、活躍できる職場環境を目指し、LGBTQ+への理解促進を強化する取り組みの一環として行ないました。

オンラインのトークセッションで、トランスジェンダーの当事者で暁project合同代表の大久保暁さんとパートナー、パートナーのお母様の3人が登壇。LGBTQ、そしてALLY(支援者、理解者)の基本的な説明に終わらず、家族として人としてどうあるべきかを考えさせられるお話を伺うことができました。

LGBTQ+ALLYトークセッション

参加者からは「当事者やそのご家族から貴重なお話を聞き、『もっと自然にかかわってよいんだ』と気づけた。」「『愛する、好きって何だろう』と自問するようになった。」「『この二人ならいい親になれる』と言ったお母さまの言葉が素敵だと思った。」などの感想が寄せられました。

川柳&可能性アートプロジェクト展示

恒例となった川柳とアートは、「コミュニケーション」をテーマに募集しました。
DE&Iが目指す「違いを認め、一人ひとりの強みを組織の力へ」という姿を実現するためには、安心して自分の意見やアイデアを発揮できる心理的安全性の醸成が必要とされています。その「心理的安全性」が確保されない原因の1つがコミュニケーション不足である。という認識を背景に、「コミュニケーション」がテーマに選定されました。

社員投票で選出された川柳

1位 開発の うれしさ語る スライドで
2位 画面越し 怖いあの人 対面は
3位 Questions pull us close,
Understanding takes a while,
Answers help us grow.
4位 Active listening,
strengthening relationships,
deep understanding.

受賞川柳作品一覧

「開発の うれしさ語る スライドで」うれしさ太郎

得票数1位の句は、開発した製品を発表している技術者の姿が目に浮かびます。製品を発表するのも大切なコミュニケーションの場所です。

障がいを持つ作家の可能性アートプロジェクト展示

今年度初めて、可能性アートプロジェクト※1の展示を行いました。これは、さまざまな障がいや障がい者の労働環境にある社会課題を知るだけでなく、アート展示で社員間のコミュニケーションを促進したり、個人個人の強みを活かす重要性を学ぶことを目指した取り組みです。

※1可能性アートプロジェクト:TOPPANホールディングスが一般社団法人 障がい者アート協会の協力を得て推進するプロジェクトで、障がいのあるアーティストの作品を付加価値化して、障がい者の自立と経済的事業活動が両立するビジネスモデルを構築する取り組み。

東京支社ビルで、可能性アートプロジェクトを初展示

開催事務局のコメント

「自分事ダイバーシティ」を目指す島津グループのDE&I推進のなかで、Weekは一番従業員の皆様に身近に感じて参加いただけるものを目指しています。グループ全体が一体となった取り組みにするには、まだまだ多くの工夫が必要ですが、第五回を迎え、社内の声に確実に変化を感じるようになりました。

今後はさらに、国内外グループもそれぞれの課題に向き合い、同時期に独自に取り組むことで、一人でも多くの社員それぞれが身近な課題として考え、積極的に参加したくなる取り組みにしていきます。

SHIMADZU×Diversity

Webサイト「SHIMADZU×Diversity」では、当社グループのDE&I推進に関する取り組みを掲載しています。

 

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