ダイバーシティ&インクルージョンを考える
SHIMADZU Diversity and Inclusion Week 2022

SHIMADZU×Diversity

島津製作所は2020年度から毎年「ダイバーシティを考える日」を開催しています。3年目となる2022年は、12月5日~9日を「SHIMADZU Diversity and Inclusion Week 2022」とし、国内外の島津グループ全体でダイバーシティ&インクルージョン(D&I)について考えました。

「ジェンダー平等」「障がい者活躍」「国内・海外グループ会社との連携」などのテーマを各日に設け、自身や仲間、会社にとってのD&Iについて考えるため講演会やイベントを実施しました。

 

基調講演 ~D&Iのある組織だけが生き残る~

基調講演では、起業家・経営コンサルタント等として活動されているピョートル・フェリクス・グジバチ(Piotr Feliks Grzywacz)氏(プロノイア・グループ株式会社 代表取締役)に登壇いただきました。

ピョートル・フェリクス・グジバチ(Piotr Feliks Grzywacz)氏の講演

「~D&Iのある組織だけが生き残る~ 目に見えないダイバーシティを“Inclusion”して、組織力を高めよう」と題し、時代の変遷と共に変化する企業のプライオリティと人々の価値観についてお話しいただきました。これからの時代に必要な新しい常識の構築と新しいキャリアについての考え方、DE&I(E=Equity:公平性)の重要性について詳しく解説していただき、参加した国内外の島津グループ社員からも多くの反響がありました。

だれもが活躍できる組織へ LGBTQダイバーシティ講演会

「ダイバーシティの視点からLGBTQについて考える~多様な社員が活躍できる組織を目指して~」をテーマに、堀川 歩氏(株式会社アカルク 代表取締役社長)にお話しいただきました。

堀川氏は、トランスジェンダー当事者として歩んでこられたご自身のご経験やケーススタディを踏まえながら、LGBTQの基礎知識や「Ally」(アライ:LGBTQの理解者、支援者)としてできることなどを語られました。

今後、島津グループでは、LGBTQの方々に対する理解を深め、だれもが自分らしく安心して働ける職場環境をつくっていくために、「SHIMADZU×LGBTQ+ALLY」活動を推進していきます。

「多様性のひとつであるLGBTQと共に」というメッセージを込めて、島津製作所のダイバーシティロゴをLGBTQのテーマカラーである虹色にアレンジしました。社内の希望者にステッカーを配布します。

「SHIMADZU×LGBTQ+ALLY」活動

D&Iを身近に、自分事として発信 ダイバーシティ川柳&アート作品募集と社員投票

昨年募った川柳に加え、今年は新たにアートも募集しました。川柳は126句、アートは16作品の応募がありました。作品応募での参加だけでなく、作品を読み、見ることでD&Iに触れられるよう、Week期間に社員投票を実施しました。 

最多得票となった川柳 「D&I」 私はこう読む 「おもいやり」

各地の食文化にふれる 世界のメニュー「Global Feast」

昨年に続き、島津グループで働く外国籍社員の出身地の料理やデザートを、1週間限定の食堂メニューとして提供しました。17ヵ国34のメニューに、「どれも美味しくて食べ過ぎてしまった」という社員の声もありました。

外国籍社員が、故郷のおすすめ料理を紹介する企画も実施し、食を通じてそれぞれの文化を感じる期間としました。

食堂で提供された世界のメニュー
食堂で提供された世界のメニュー

当事者のリアルな声を発信

他にも、当社管理職の社員によるトークセッション「管理職っておもしろい?!」の実施に加え、育児休職を取得した男性社員のモデルケースやD&Iに関連する動画の紹介、障がいを持つ社員の対談企画など、さまざまな角度から一人ひとりがD&Iを考えられる機会を提供しました。

人事・ダイバーシティ経営・健康経営担当役員から

人事・ダイバーシティ経営・健康経営担当 常務執行役員・梶谷良野は次のように話します。

2022年度は5日間にわたり、島津製作所本社だけでなく、全国の拠点や国内外のグループ会社の社員も参加できるD&Iイベントを開催いたしました。

D&I Weekをグループ全社の取り組みとして、一人ひとりがダイバーシティについて、あらためて立ち止まって考え、さらに新しい発見や気づきにつながればと考えました。

D&Iの取り組みは往々にして会社が推進するものと思われがちですが、マジョリティやマイノリティを問わず、まずは誰もがD&Iの当事者であると気付くことが必要です。
何事も、変化の始まりは、気付くことからです。

そのたくさんの気づきのきっかけをD&I Weekで見つけ、誰もが自分にとってのD&Iとは何か、また一人ひとりが持つ『違い』をお互いが理解し、受け入れる、少しでもそのように仲間について考えることができるウィークになっていれば幸いです。

Webコンテンツ「SHIMADZU×Diversity」

 

URLをコピーするタイトルとURLをコピーしました
他の記事も見てみる