島津製作所 SHIMADZU

研究領域

脳とこころ

脳とこころの状態を可視化して、
脳に関わる疾患の予防・根本治療に貢献

  • 「マトリックス支援レーザー脱離イオン化質量分析」高分子化合物を壊さずにイオン化して質量を分析する技術[MS]
  • 「近赤外光脳機能イメージング」脳表面の血流変化を計測し脳の活動状態を可視化する技術[fNIRS]
  • 「液体クロマトグラフ質量分析」液体試料中の成分を分離しイオン化して質量を分析する技術[MS]

認知症
検査・診断方法の確立

MS

脳内のアミロイドβ蓄積量の推定

国立長寿医療研究センターとの共同研究

アルツハイマー病変の進行と関連があるアミロイドβ蓄積量を血液から測定できるバイオマーカーを発見

マトリックス支援レーザー脱離イオン化質量分析

アルツハイマー病発症までの経緯
PET検査
蓄積部位の観察
血液バイオマーカー検査
簡単にスクリーニング
(低侵襲・低コスト)
アミロイドβの
蓄積なし
アミロイドβの
蓄積あり
アミロイドβが多く蓄積している の比率が変化

技術ブランド:Advanced NeuroTech アミロイドMS

fNIRS

軽度認知障害(MCI)リスクの簡易計測

創知会 メモリークリニックとの共同研究

計算課題などを実施した際の脳の血流変化を計測

近赤外光脳機能イメージング

計算課題
100から7を連続して引くなど
手のひら
感覚課題
手のひらに書くス、マ、ヌを識別
計算課題実施時の脳の血流変化の様子

リハビリテーション
脳の機能回復

リハビリ中の患者が自身の脳の血流変化を確認しながら運動の想像を行うことで、脳機能回復の効果を促進

川崎医科大学、大阪大学、大道会 森ノ宮病院、朋和会 西広島リハビリテーション病院 にて医師主導治験実施中

近赤外光脳機能イメージング

ニューロフィードバック
トレーニング効果のモニター

神経リハビリテーションにおけるfNIRSの応用研究

うつ病
検査・診断の精度向上

MS

うつ病のリスクを予測

九州大学との共同研究

血液中の代謝物測定により、うつ病への移行のリスクを早期に発見

液体クロマトグラフ質量分析

専門家の問診によりパーソナリティを分類

うつ病の各症状と結集代謝物との関連の例
(太い線ほど相関が高い)