レーザ式迷光測定装置
レーザ式迷光測定方法
波長473nmのレーザ光を、光学系(エキスパンダ)で拡大し回折格子に照射します。回折格子からは、レーザ波長に伴う回折光(0次光,±1次光 等)が反射します。レーザ光が単一波長のため、回折光は各々独立し離散的な回折光が得られます。
レーザ式迷光測定方法では、回折格子とフォトダイオードを定偏角(2K)に配置し、回折格子を回転させ、0次光と+1次光との中間位置での光強度を検出します。
迷光値とは
迷光値とは、レーザ式迷光測定方法で検出した0次光と+1次光との中間位置での光強度を、入射するレーザ光強度で規格化し算出した値を、『迷光値』と定義します。
低迷光回折格子とは
低迷光回折格子とは、レーザ式迷光測定方法において、偏角(2K)を13.5°で測定し、回折格子の迷光値を所定の値以下に保証した回折格子です。
フィルタ式迷光測定法との比較
分光光度計(当社製)によるフィルタ-式迷光測定方法と、開発したレーザ式迷光測定方法で、回折格子の違いによる迷光比較を行いました。その結果、左図に示したように、非常に良い相関が得られました。