酵母と島津の歴史から得たインスピレーション

今年度の「源遠流長」のラベルは、前年度と異なる精米方法と酵母によって変化した味わいと、まもなく百五十年を迎える島津製作所のモノづくりに対する信念、この二つの要素から得たインスピレーションをもとにデザインしました。

「源遠流長」のラベル

ラベルには島津製作所の歴史の象徴として、ステンドグラスと気球をあしらっています。「島津創業記念資料館」には桜をモチーフにしたステンドグラスが創業当時の姿のまま展示されており、その趣を感じる意匠をラベルに採用しました。また、創業者の初代島津源蔵が日本初の有人水素気球の飛揚に成功した際の様子を描いた「軽気球試検之図」から、気球の図柄を引用しています。

島津創業記念資料館のステンドグラス

軽気球試検之図

今年の「源遠流長」に使用される酵母は「京の華」と呼ばれ、まろやかな香りと柔らかい味わいを生み出します。その味わいが視覚的にも感じられるよう、華のあしらいを散りばめた優しい印象のラベルデザインに仕上げています。「源遠流長」を楽しんでいただく時間が、より穏やかなひとときとなるようにとの想いを込めました。

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