小動物専用X線撮影システム PETMATE

コンセプト
PETMATEは農林水産省が定める最新の法令に基づいて承認された小動物専用のX 線撮影システムです。
心を癒し、潤いをもたらしてくれる動物たちを優しくケアするために、ポジショニングのしやすさ、X 線条件の設定のしやすさ、被ばくの低減、そして高画質など優れた性能を実現し、獣医療の現場をしっかりとサポートします。
特長
らくらく操作でスムーズなポジショニング
確実でかんたんポジショニングが可能
X線管の水平/上下移動を2色のラベルで表示。同じ色のボタンを押せば動かしたい方向のロックを解除。動物を動かすことなくかんたんにポジショニングが可能です。
立位や斜位での撮影も可能
X線管を左右に回転することで立位や斜位撮影にも対応。

用途に合わせてシステム構成可能
X線管を天井アームに取り付けた例。

かわいいイラストと見やすい文字でかんたん設定
イラストと文字によるわかりやすい表示により、撮影条件を簡単に設定できます。また暗い室内でも見やすいグラフィックデザインを採用しました。
[体重]か[体厚]の扱い慣れたインプットで最適条件を簡単設定

動物の種類、撮影方向、部位を選択して被検動物の体重をインプットすると、自動的に最適条件が設定できます。

撮影部位の厚さをインプットすると、最適条件が自動的設定できます。
※設置時にいずれの方式でお使いになるか選択していただきます。
多彩なプリセットデータから簡単に撮影条件を設定
お使いいただく状況にマッチした撮影条件をすばやく選択できるグラフィックパネルで簡単設定。
動物の[種類][撮影方向][撮影部位]を指定するだけで簡単に最適な撮影条件をインプットでき検査時間の短縮が図れます。
被ばく低減への配慮
少ないX線量で効率の良い検査を実現
60kHz高周波インバータ
島津が医用機器分野で世界に誇る高周波インバータ方式X線発生技術は、動物に吸収される無駄なX 線をおさえ、少ない被ばくでしかも効率の良いX 線検査ができます。
リモートランプ点灯機能LEDアイ
フットスイッチ操作で照射野ランプが点灯するので、撮影直前にも照射野を確認できます。光源にはLED を採用しており、電力の消費を抑えるとともに照度と耐久性が向上しました。

ブレの少ない高画質をご提供最高出力100mAs
インバータ方式により短時間、高出力撮影が可能となることで、体厚の大きい大型犬でも難なく撮影できます。また、被写体の体動・脈拍・呼吸等による画質への影響を受けにくく、診断に最適な画像を得ることができます。
線量お知らせ機能(注)
可動絞りの開き量と設定している撮影条件からX 線量を計算して表示することができます。
注)現在の動物用X 線撮影機器製造販売の認証基準において引用されている 日本工業会規格(JIS)では、全ての撮影ごとの面積線量の表示が義務付けられています。

さまざまなバリエーション
デジタル画像システムの組み合わせにも対応
X線の検出にフラットパネルディテクタ(FPD)を用いるデジタル画像システムを組み合わせた場合には、X線の出力タイミングの連動ができます。

カセッテ取り替え作業が不要
FPDは画像の読み取り作業なしで繰り返し撮影できるので、複数部位の撮影や撮り直しなどの際に、カセッテ交換を行わずに続けて撮影をおこなうことができます。
操作パネル壁取り付け
X線管が下まで下がるので小鳥の撮影やX線管を回転させた立位撮影などに適しています。

操作パネルX線保持部取り付け
操作パネルがX線管保持部に付いてますので動物を抑えながらの撮影に適してます。

場所をとらない小さな設置スペース
X線高電圧装置をテーブル下に設置し、わずか1.8m×2.3mの小さなスペースでご使用いただけるよう設計しました。電源は100V・200Vどちらでもお使い頂けます。

- PETMATEは(株)島津製作所の商標です。
承認番号 | |
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農林水産省指令 29動薬第2319号 | 小動物専用X線撮影システム SXA-10S |