用語集

1.動不つりあい (動不釣合・動不釣り合い)

​dynamic unbalace ダイナミックアンバランス

回した(動かす)状態で現れる不釣合を動不釣合と言います。

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2.静不つりあい (静不釣合・静不釣り合い)

static unbalance スタティックアンバランス

静不釣合は左右の不釣合いをベクトル合成した不釣合です。滑らかなレールの上にロータを置いた時、重力で転がる不釣合のことです。

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3.偶不つりあい (偶不釣合・偶不釣り合い)

couple unbalance カップルアンバランス

偶不釣合とは、ロータから静不釣合いを修正した後に残る不釣合いで左右反対方向(180度逆向き)で、同じ量を持つ不釣合いのことです。偶不釣合のある状態でロータを回転すると反対方向の力が発生します。

4.縦形動釣合試験機 (立形動釣合試験機)

vertical dynamic balancing machine  縦形バランシングマシン(立形バランシングマシン)

ロータの回転軸を鉛直状態に設置して測定する動釣合試験機です。

VG

VG2

5.横形動釣合試験機

horizontal dynamic balancing machine 横形バランシングマシン

ロータの回転軸を水平状態に設置して測定する動釣合試験機です。

SGB

SGF

HGB

HGJ

6.ソフトタイプ動釣合試験機

ソフトタイプバランシングマシン

柔らかい軸受架台を使用し、軸受の装置の固有振動数が測定回転速度より低い領域にある動釣合試験機です。

SGB

SGF

7.ハードタイプ動釣合試験機

ハードタイプバランシングマシン

硬い軸受架台を使用し、軸受の装置の固有振動数が測定回転速度より高い領域にある動釣合試験機です。

 

HGB

HGJ

8. 不釣合い (不つりあい・不釣合・不釣り合い)

dynamic unbalance ダイナミックアンバランス

不つりあいとは回転体の重心が回転中心からズレていることです。

詳細は「バランサ豆知識」へ

  • e:偏芯(偏重心距離 µm)
  • M:ロータ質量(kg)
  • R:ロータ半径(mm)
  • m:錘質量(g)

9. 釣り合わせ (釣合わせ・釣り合せ)

balancing バランシング

回転体のアンバランスを少なくさせる行為をバランシングと言います。

詳細は「バランサ豆知識」へ

  • e:偏芯(偏重心距離 µm)
  • M:ロータ質量(kg)
  • R:ロータ半径(mm)
  • m:錘質量(g)

10. 1面釣り合わせ (1面釣合わせ・1面釣り合せ)

アンバランスの種類である静不釣合や特に薄いロータに現れる動不釣合を1面で測定してアンバランスを修正することです。

11. 2面釣り合わせ (2面釣合わせ・2面釣り合せ)

アンバランスの種類である特に長いロータに現れる動不釣合を左右の2面で測定してアンバランスを修正することです。

12. 合成不つりあい (合成不釣合・合成不釣り合い)

合成アンバランス

動不つりあいにおいて、左右面の2面の不つりあいをベクトル合成した不つりあいを言います。

13. 偏芯 (偏重心距離)

回転の中心がズレていることです。このズレの距離を偏重心距離と呼びます。
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