オープンな研究所で、“見せる”を魅力に
ユーザーインタビュー:株式会社ズコーシャ

お客様訪問:
株式会社ズコーシャ(北海道帯広市)
https://zukosha.co.jp/

高橋 宣之 代表取締役社長

北海道の農産地、十勝・帯広に位置する株式会社ズコーシャでは、「農業・環境・まちづくり」をテーマに、土木・建築、まちづくり、IT事業と幅広く手掛ける総合コンサルタント会社として、「環境にやさしい地域社会の形成」を目指しています。
昭和34年に測量調査業で創業した同社は、昭和48年、公害・環境問題が深刻化したことを背景に環境調査を開始し、大気、水質、土壌・地下水、廃棄物などさまざまな「環境」の調査・評価を手掛けています。2020年の総合科学研究所の建て替えでは、島津理化の給排気コントロールシステムをいち早くご採用いただいています。

ラボの新設時にこだわった点やその理由を教えてください。

明るく広く、一目で見渡せる、魅せる実験室に
働く人に気持ちのよい環境で仕事をしてほしい。さらに、官庁、民間企業、農業者の方など施設見学に来られる多くの方に、見てもらうことも意識した実験室にしました。
明るく広く見せるために、天井の高さを高くして壁の色を白に、窓を大きく採光できるように、間仕切りの壁は可能な限りガラスにすることで、見渡せるようにしています。
それは、他の人の仕事が見えることで、学んでもらえるメリットもあるのではないかと考えました。実験室全体を広くしたことは、コンタミ防止にもつながっています。
提案時に完成形に近い実験室を3DCGで確認し、社員の意見も取り入れられたことはとてもよかったです。

また、通常は壁面に取り付ける特殊ガスバルブを、実験台内に収納するという島津理化さんからの“見せない”工夫のご提案で、配管がなくすっきりして気持ちが良いものになりました。

島津理化に依頼してよかった点や、今後の期待について教えてください。

快適な職場環境に
以前の実験室では、壁の隙間から外気が入り、扉がスムーズに開閉できないことが度々ありましたが、今はそのようなことはありません。ごみや牛糞などのサンプルのにおいも気にならず、以前は週に1度程度あった社員からの苦情もなくなりました。以前にはあった違和感がない、これは、給排気コントロールシステムがうまく稼働している証だと考えています。
実験室全体を白と黒を基調とした統一感のあるものにできたことや、設計段階での約2年間、本当に細かいところまで迅速かつ丁寧にご対応いただけたことに、とても感謝しています。前出の3DCGも依頼してよかった点の一つですが、定点のみではなく、画面上で動かすことができるようになることを、期待しています。

島津製品も多くご活用いただき、ありがとうございます。

以前から、高速液体クロマトグラフ、ガスクロマトグラフ、イオンクロマトグラフ、原子吸光分光光度計、顕微鏡、電子天びんなど多数活用しています。島津製品を選んでいる理由は「使いやすさ」です。これからも、日本らしい丁寧な製品づくりをお願いしたいです。


株式会社ズコーシャのみなさま
(右から)取締役 総務統括 鈴木英人様、代表取締役 社長 高橋宣之様、総合科学研究所 次長 佐藤智行様

大変貴重なお話を、ありがとうございました!

(2023年12月13日取材)

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