2025.03.17
PFASの分析効率を高める手法を開発し
環境分析技術の研究を推進
中国科学院生態環境研究センターの王亚韡研究員(写真右)
当社とお客様、パートナーとの取り組みを掲載しているWEBサイト「Stories of Excellence」の記事から、「PFASの分析効率を高める手法を開発し 環境分析技術の研究を推進」をご紹介します。
現在、PFAS(有機フッ素化合物)への対応が、世界的な課題となっています。中国で2022年に公表された「重点管理対象新汚染物質リスト」には、PFASのうち代表的な3種類の化学物質——PFOA類、PFOS類、PFHxS類が記載されました。中国におけるPFAS環境分析分野のリーダーの一人、中国科学院生態環境研究センターの王亚韡研究員にお話を伺いました。
中国における環境研究のフロンティア
中国科学院生態環境研究センターは1975年、生態環境分野で中国初の全国的な総合研究機関として設立された。同センターは、中国に限らず地球規模での環境問題解決を目指す環境科学の進展に、重要な役割を果たしている。その研究センターの中でも、政府から資金を得ている重点研究室の室長を務めるのが王研究員だ。
「私は長年にわたり、新たな汚染物質を分析する手法開発から環境での動態プロセスの解明と同時に、人への曝露メカニズムや健康への影響に至るまでの包括的な研究に従事してきました。また天然有機物質の新しい分析手法の創出や、環境界面プロセスに関する研究などにも携わっています」<全文を読む>
