2025.08.18

世界の仲間とともに祝う、創業150周年(2)

2025年3月31日、島津製作所は創業150周年を迎えました。創業の精神は海を越え、様々な国・地域で働く仲間にも受け継がれています。この大きな節目を共に祝おうと、世界各地で記念イベントが行われています。今回は、中国とブラジルでの活動をご紹介します。

2025年3月31日、島津製作所は創業150周年を迎えました。 

 

中国 Shimadzu China:ファミリーデーや参加型のオンラインイベントを開催

1956年に中国市場に進出して以来、島津製作所は半世紀以上にわたり中国での事業を展開しています。上海に本部を置く島津企業管理(中国)有限公司(SSL)は、中国国内での管理機能を持つグループ会社です。中国で製品の販売・サービスを展開するほか、製品の開発・設計や調達の現地部門を持ち、グローバルな開発・生産体制の中で大きな役割を担っています。北京、広州、重慶など14の都市に支店を設け、従業員1,300人以上が働いています。

中国・北京に所在する研究開発拠点「イノベーションセンター」

中国・北京に所在する研究開発拠点「イノベーションセンター」

SSLは、中国の子どもの日に合わせて毎年「ファミリーデー」を開催しています。今年5月、SSLの各支店ごとにイベントが企画され、延べ600人以上の従業員とその家族が参加しました。会場には150周年の記念ロゴが描かれた特製ケーキが用意されました。また、子どもたちのために「科学教室」が企画され、株式会社島津理化が株式会社Gakkenとコラボレーションして復刻生産した「ウイムズハースト式感応起電機*」を用いた実験も行われました。

特製ケーキで創業150周年を祝福

特製ケーキで創業150周年を祝福

復刻生産した「ウイムズハースト式感応起電機」 

復刻生産した「ウイムズハースト式感応起電機」 

SSLの特設サイト「ドリームトラベラー」

SSLの特設サイトでは、「ドリームトラベラー」と称したイベントも開催されています。従業員や顧客、社外の関係者に特製のうちわを配布して、自分のお気に入りの場所や旅先でうちわと撮影した写真投稿を集めています。あわせて「あなたの夢」をテーマに、撮影した場所や自分自身の夢への想いが寄せられています。1か月、3か月、年間単位で参加者の中から優れた作品を選出しており、年度末には表彰も行われる予定です。特設サイトでは、中国各地から届いた写真とコメントをご覧いただけます。

特設サイトの中国各地から届いた写真とコメント 

SSLイベント担当者のコメント

150周年を迎えるにあたり、従業員やお客様が互いに夢や想いを語り合い繋がる機会を作りたいという思いから“ドリームトラベラー”を企画しました。創業者の島津源蔵が日本で初めて成功させた有人軽気球の飛揚をモチーフに、夢と時代をつなぐ象徴として “記念うちわ”を制作しました。

現在、旅や日常の一瞬、結婚という人生の節目など、様々な想いが込められた投稿が寄せられています。どの投稿も150周年への祝福や未来への希望、次時代への期待に満ちています。皆さんの夢と当社の歩みが重なり合うこのキャンペーンを通じて、私たちは“科学技術で社会に貢献する”という社是のもと未来に向けた歩みを続けます

ブラジル Shimadzu do Brasil:150周年を記念した特別な展示ブースを出展

島津製作所は1988年からブラジルでの事業を開始し、現地のグループ会社としてShimadzu do Brasil Comércio Ltda.(以下SBL)を1997年に設立しました。本部は、都市圏へのアクセスが良く企業オフィスが多く集まるサンパウロ州のバルエリに所在しています。現在、ブラジル国内の顧客に分析計測機器と医用機器の販売・サービスを提供しており、200人以上の従業員がともに働いています。

今年5月、SBLはサンパウロで開催されたJPR2025とHospitalar2025に出展しました。JPRは毎年約2万人が訪れる放射線学会・展示会で、Hospitalarは病院関連の機器やサービスなどの展示会です。どちらも中南米最大規模を誇る展示会で、会期中の来場者は8万人を超えます。

SBLの特別なデザインのブース

SBLは、島津グループの技術力や150年の歩みを魅力的に伝えることを目指して、特別なデザインのブースを展示しました。SNSを好むブラジルの文化に合わせて、華やかさやキャッチーさを意識した茶室風のスペースや、気球を模したフォトスペースを設置しました。当社の歴史や日本の文化を体感できる展示は多くの来場者からご好評をいただきました。 

気球を模したフォトスペース
華やかさやキャッチ―さを意識した茶室風のスペース

創業150周年を祝うイベントは、世界各地で開催されています。今後も、様々な国・地域での活動をご紹介していきます。引き続きご注目ください。

 

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