島津製作所 創業150周年へ
1875年に京都で創業した島津製作所は、2025年3月31日に創業150周年を迎えます。これを記念して、本日、特設Webサイトを公開しました。
従業員からデザイン案を募集し決定した150周年記念ロゴマーク
二人の島津源蔵
創業者の初代源蔵
初代社長の二代源蔵
島津製作所は1875年3月31日に創業しました。京都の仏具職人であった初代島津源蔵は、日本の進むべき道は科学立国であるとの理想に燃え、教育用理化学器械の製造を始めます。初代の志を受け継いだ二代源蔵は、家業を企業として発展させるとともに次々と新分野に挑戦し、現在の当社の原型をつくり上げていきました。
1895年頃の木屋町本店
島津製作所 創業記念資料館に収蔵されている教育用理化学器械
150周年記念Webサイト
本日1月6日にオープンした「150周年記念Webサイト」では、当社・代表取締役社長 山本靖則からのご挨拶や、創業から現在まで受け継がれる“島津のDNA”の軌跡をたどる「島津源蔵のDNA」のほか、当社の150年の歩みと挑戦を掲載しています。
記念Webサイトは日本語版のほか、英語・中国語版があります。今後も順次コンテンツが追加され、「150周年特別インタビュー」では当社関係者と社外のプロフェッショナルとの対談記事を掲載予定です。
150周年記念ロゴマークとキービジュアル
150周年記念ロゴマークとキービジュアル。
ロゴマークは従業員から案を募集した。いずれも気球がモチーフになっている
創業150周年記念ロゴマークの制定にあたり、国内外の島津グループの従業員からデザイン案を募集しました。社内の委員会と社外のデザインの専門家による審査を経て、気球をあしらったデザインに決定しました。
このモチーフは、初代島津源蔵が1877年12月6日に日本で民間初となる有人軽気球の飛揚に成功したことに由来しています。たゆまぬ努力と挑戦を続ける“島津のDNA”を表現し、今後も新たなチャレンジを続けていくというメッセージが込められています。
あわせて制定されたキービジュアルも気球をモチーフにしています。カラフルな円形は一人一人の個性豊かな夢を表し、その夢に多様な人が共感し、つながっていく様子を表現しています。ビジュアル全体では、創業時の“DNA”を引き継ぎ、新たなイノベーションを起こしていくというメッセージです。
1877年の有人軽気球飛揚の様子を記録した、画家・久保田米僊による版画「軽気球試検之図」
「科学技術で社会に貢献する」。創業から変わらぬ精神は、現在では社是として世界中の島津グループに受け継がれています。人々の願いを実現し、社会に貢献するため、島津製作所はこれからも挑戦を続けていきます。