2023.11.14

持続可能な社会への切り札に
ナノレベルの触媒技術で世界を変える研究者

持続可能な社会への切り札に ナノレベルの触媒技術で世界を変える研究者

お客様とのコミュニケーション誌「ぶーめらん」最新号Vol.49から「持続可能な社会への切り札に ナノレベルの触媒技術で世界を変える研究者」をご紹介します。

触媒は不思議な物質です。それ自身は変化をせずに、ある物質を他の物質に変化させてしまいます。触媒技術により環境・エネルギー問題の抜本的な解決に挑戦されている、大阪大学大学院基礎工学研究科の満留敬人准教授にお話を伺いました。

触媒技術のイノベーションは世界を一変させる

自身は変化せず、ある反応物の化学反応を促進し、新たな生成物を生み出す物質、それが触媒だ。

たとえば、水素と酸素を混ぜても何も起こらないが、そこに銅を入れて熱を加えると水素と酸素が反応して水が生成される。このとき、触媒となった銅は反応の前後で物質的に変化せず、何度も繰り返し使える。

触媒は持続可能な社会実現の切り札と言われる。地球や人類にとって有害な物質を減らしたり、逆に有益な物質に変えたりできる可能性があるからだ。

「落ち葉を燃料用エタノールに変換したり、CO2から美味しいお酒をつくり出したり。そんな世界が実現するかもしれません」と話すのは、大阪大学大学院基礎工学研究科の満留敬人准教授。気鋭の触媒研究者だ。<全文を読む>

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