英国マンチェスターでサイエンススクールを開催
ペーパークラフトの分光器で光を観察する生徒
2月25日、英国を拠点とする島津製作所グループ、Kratos Analytical Ltd. (以下、Kratos)とShimadzu Research Laboratory (Europe) Ltd. (以下、SRL)は、マンチェスター日本人補習授業校(Manchester Japanese School)でサイエンススクールを共同開催しました!
現地の学校で英語の授業を受けている同校の生徒を対象に実施され、参加した10歳から15歳までの28人が科学技術を楽しく学びました。
サイエンススクールの詳細
タブレット画面の光を観察
このイベントは、KratosとSRLが共に所属する北西部イングランド日本企業会の活動の一環です。KratosとSRLの日本人駐在員が講師となり、島津製作所の概要や、科学技術による社会貢献について解説しました。講義終了後、生徒たちは日本の惑星分光観測衛星 「ひさき」 の形をしたペーパークラフトの分光器を作り、稲妻や自然光の観察に挑戦しました。また、科学を通じた社会貢献の考え方を共有するワークショップも開催しました。
日本人駐在員8人が講師として参加した
参加した生徒からのコメント
学校での講義ありがとうございました。紙の分光器を作って虹の光を観測するのがおもしろかったです!
講義をありがとうございました。紙の分光器を持ち帰ったところ、弟も光の観察を楽しんでいました!科学を一生懸命勉強して、医学を学べる大学に行くつもりです。今回のようなワークショップで、科学と出会うことができたのは興味深かったです。
分光器のことは今まで知りませんでした。紙の分光器で観察した虹は、実際に自分の目で見る光とは全く違うことに気づきました。将来どんな機械が欲しいか、クラスメイトと話し合ったのが楽しかったです。
SRL担当者からのコメント
講義をするSRL 堀池社長
研究開発人材の育成は先進国の最重要課題の一つであり、この考えに基づいて英国ではSTEM教育※が広く普及しています。マンチェスター日本人補習授業校からの講演依頼を受け、科学技術を通じた島津の社会貢献について紹介しました。
イギリスの学校には図工の授業がないと聞いていたので、体験教室は生徒にとって新鮮な体験だったと思います。ペーパークラフトのワークショップの後に実施したアイデアを出し合うワークでは、皆、発明家になったかのように取り組んでいました。病気の早期発見などの人間の健康に関する話題から、天体観測に用いられる惑星資源探査まで、さまざまな斬新なアイデアが挙がりました。
生徒たちが目を輝かせて今回のプログラムに取り組んでくれたことを、嬉しく思っています。