流量計メーカーが校正を受けてくれない…
海外製を含む、各メーカーの液体流量計に対応しております。
当社 流量計校正試験所では、流量計を試験・校正する実流校正試験設備を保有しています。
質量法・体積法・比較法など、各種の口径・流量に合わせて、試験方法を選択して実施します。電磁流量計はもちろんのこと、超音波流量計、コリオリ式質量流量計、面積流量計(フロート式)、容積流量計、タービン流量計、絞り機構(オリフィス)など、さまざまな流量計に対して、この設備で実流校正試験を実施することができます。
海外製を含む、各メーカーの液体流量計に対応しております。
定期修繕期間中など、短納期での実流試験が可能です。
当社の発行するJCSS校正証明書は国際MRA対応であり、ISO/IEC17025に適合した校正証明書は各種監査に有効です。
品質への要求の高まりに伴い、各計測器の管理に対する要求事項も年々厳しいものになってきています。これまで管理対象となり難かった“流量計”についても指摘を受けるケースが増え、当社への校正依頼も年々増加しています。
単にISO9001等の要求を満たすためだけではなく、外部へ自社の製品の性能を公表する際にそのデータの信頼性を担保するためにも校正は必要です。
使用中の計測器の校正証明書には,不確かさが記載されているでしょうか?
「校正」とは、(1) 上位標準と比較し、 (2) 不確かさを求めることが必要です!
このことは、
・International Vocabulary of Metrology (VIM)
・ISO/IEC Guide99
・JIS TS Z0032:2012国際計量計測用語-基本及び
一般概念並びに関連用語(VIM)
・JIS B7552「液体用流量計の校正方法及び試験方法」等で規定/要求されています。
今行っている定期検査では、トレーサビリティがないかもしれません。
トレーサビリティを確保するためには、ただ単純に国際又は国家標準と比較し、つながっていることではなく、(1) 不確かさのついた適正な「校正」を行い、 (2) 国家標準に切れ目のない校正の連鎖で繋がっていることが必要です!
このことは、
VIM、ISO/IEC Guide99、JIS TS Z0032:2012、JIS B7552 等に規定/要求されています。
“一般的に言われる校正(実流試験)” と “適切な校正” は全く異なるものです。
世間でいう “一般的に言われる校正(実流試験)” は校正ではありません。
校正ではありませんので、トレーサビリティがありません。
校正 | 一般的に言われる校正(実流試験) |
---|---|
不確かさが試験結果・証明書に記載されている。 | 不確かさが試験結果・証明書に記載されていない。 |
トレーサビリティがある。 | トレーサビリティがない。 |
多くの場合、測定ポイント1点につき複数回の測定が行われている。 | 多くの場合、測定ポイント1点につき1回の測定が行われている。 |
この意味で、単に実流試験を行う場合に“校正”という言葉を使用した表現をすることは、適切ではないといえます。