
鎚起とは、金属の塊や板を鎚で繰り返し打ち延ばして立体的に成形する鍛金技法のひとつ。京都を代表する工芸品である神仏具や茶道具に使われてきた鎚起の技術、その美しい小さな鎚目を取っ手部分に施している。小さな鎚目から緻密な部分にこだわる京都のものづくりを感じていただきたい。





浅野美芳鎚起工房 浅野 美芳
代表の淺野氏は約 150年間続く釜師、6代目高木治良兵衞としても知られ、彫金や着色、鋳造など幅広い金属工芸の技法にも練達しており、これまでに文化財や、一般所有品までの修復・復元作業なども数多く手掛けている。令和5年 黄綬褒章 受賞。