特長
- Vブロック方式(JIS B 7071-2:2024準拠)による、高速かつ高精度の測定を実現
JIS B 7071-2:2024 光学及びフォトニクス-光学ガラスの屈折率測定方法-第2部:Vブロック法にて、Vブロックプリズムを搭載した装置を用いて屈折率を算出する方法を規定しています。
ISO 21395-2:2022 光学及びフォトニクス-光学ガラスの屈折率の試験方法-第2部:Vブロック屈折計法-の制定に伴い、内容を見直して、2024年10月に公布されました。
性能の向上により、光学ガラスと同様に高精度な測定が可能かつ必要とされる樹脂(シクロオレフィンポリマー、ポリカーボネート)などの測定にも適用が進んでいます。 - 固体試料から液体試料まで、幅広いサンプル種に対応
光を透過し、検出できる大きさのサンプルであれば測定可能です。φ3程度の微小レンズの測定も可能で、様々な形状のサンプルの測定が可能です。 - 波長依存性、温度依存性を把握/推定できる多彩な測定が可能
標準仕様の5波長モデルに加えて、用途・ニーズに合わせて搭載波長を最大16波長まで拡張が可能です。
更に、オプションの温調用Vブロックプリズムを用いれば、10~70℃の範囲で温度依存性の情報も取得できます。
用途
- ガラス、プラスチック等の透明固体試料の屈折率測定
- 透明液体試料の屈折率測定
仕様
■標準
測定範囲 | 屈折率 1.20~2.05 |
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測定精度 | 屈折率 ±0.00002 |
測定繰返精度 | 屈折率 ±0.00001 |
測定波長 | 可視光 g線/F線/e線/d線/C線 |
オプション
品目名称 | 備考 |
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高屈折率測定用Vブロックプリズム | 測定範囲:屈折率 1.68~2.28 |
固体(温調)・液体用Vブロックプリズム | 測定範囲:屈折率 1.20~1.78 |
固体(温調)・液体用Vブロックプリズム | 測定範囲:屈折率 1.45~2.05 |
測定波長 | 365nm(i線)~1550nmまで最大11波長 |
関連製品
品目名称 | 備考 |
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接触液 1.48 ~ 1.78(d線での測定値) | Vブロックプリズムとサンプルの隙間を埋めるために使用します。 屈折率0.01刻みで31種類ご用意しております。 |
恒温装置 | サンプルを10~70℃の範囲で加熱または冷却し、温度依存性を把握する際に使用します。 接続ホース関係一式が付属します。 |
温度計ASSY | サンプルの温度を測定するための温度計及びアタッチメントになります。 |
試料研磨機A | サンプルを容易に直角加工することが出来る装置(研磨機)です。 加工するサンプルに合わせて、研磨ディスクを#230または#600から選択できます。 |
サンプルバイス | 試料研磨機Aで加工する際に、サンプルを保持するためのバイスです。 安全性と加工精度が向上します。 |
受託測定サービス
屈折率の測定依頼も承っております。ご希望の測定条件により費用は変動しますので、下記よりお問い合わせください。