DIFFRACTION GRATINGS FOR OPTICAL COMMUNICATION
光伝送機器モジュール用回折格子は、一般的に長期的な使用が想定され、高い信頼性が要求されます。本製品は、光通信用受動光学素子に要求される信頼性規格であるテルコーディア規格GR-1221-COREに準拠した試験に合格しています。
本製品は、高精度な二光束干渉によって製作されたマスタ回折格子からのAuコートレプリカ品です。近赤外領域のTM偏光(S偏光)(※1)で高い相対回折効率を持っており、高効率、耐環境性が要求される光通信用途、産業計測用途にご利用いただけます。
光伝送機器モジュール用回折格子をご検討の場合は、ご希望の仕様をご相談下さい。
改善・用途事例
- 高品質な回折格子を安定供給してほしい。
・厳しい温湿度環境に対応した回折格子
試験結果
テルコーディア規格GR-1221-CORE issue3, September 2010準拠試験結果(※1)
試験項目 | 試験条件(※2) | 合格基準 | 合格数/試験数 | 相対回折効率 (TM偏光)最大変化量 |
結果 |
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高温 | 85℃、2000時間 | 試験前後での回折効率変化量が±10%以内(※3) | 11/11 | 2.5% | 合格 |
高温高湿 | 85℃85%RH、2000時間 | 11/11 | 2.9% | 合格 | |
低温 | -40℃、1000時間 | 11/11 | 3.2% | 合格 | |
温度サイクル | -40℃⇔85℃、500サイクル | 11/11 | 3.1% | 合格 |
試験サンプル仕様:溝本数 1100本/mm、ブランク材質低膨張ほうけい酸ガラス、コーティング Au(金)
試験後の相対回折効率変化量(TM偏光、波長1550 nm、+1次光)
a) 高温試験
b) 高温高湿試験
c) 低温試験
d) 温度サイクル試験