2023年5月17日 | News & Notices 真空紫外・紫外領域をより高分解能に 溝本数 最大5000 本/mmの「高分解能分光器用回折格子」を発売
高分解能分光器用回折格子
島津製作所は2023年5月17日に高分解能分光器用回折格子を発売します。
紫外領域を用いた発光分析や光源のモニタリングなど、高分解能が求められる幅広い分野での分光器に使用いただけます。
高分解能分光器用回折格子は、従来技術を進化させたホログラフィック露光技術により高密度な格子溝を実現しており、低迷光かつ紫外光を高分散に分光できることが最大の特徴です。材料分析や微細化が進む半導体製造・検査などの分野ではより高分解能な分光器が求められており、それらの要求に応えます。
標準品として、溝本数4984 本/mmの真空紫外領域用(コード番号:498-016-601L-MG) と、溝本数4342 本/mmの紫外領域用(コード番号:434-026-601L) の2種を用意しています。
基板材質、外形寸法、コーティングなどのカスタマイズ対応が可能であり、お客様の要望に応じた製品を提供します。
高分解能分光器用回折格子の特長
1. 高分散
高密度な格子溝により紫外光を高分散に分光することができ、高分解能な分光器の実現に貢献します。
2. 低迷光
ホログラフィック技術により製作されており、機械刻線回折格子に比べ溝の周期誤差が少なく低迷光であるため、より正確な分光測定に貢献します。
3. 高品質・安定供給
独自のレプリカ技術により、量産時にも品質ばらつきを抑えた製品を提供できます。
4. カスタマイズ対応
成形・研磨技術、コーティング技術を有しているため、基板材質、外形寸法、コーティングのカスタマイズ対応が可能です。
また、溝本数は最大5000本/mmまで対応可能です。