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2026年9月11日 | お知らせ 東京都健康長寿医療センターと糖ペプチドの解析法を開発
共同研究では当社製試薬キットを使用

株式会社島津製作所と地方独立行政法人東京都健康長寿医療センターは、質量分析技術を用いて糖鎖がついたペプチド(糖ペプチド)を詳しく調べる手法を開発しました。本技術により「どのタンパク質の、どの場所に糖鎖がついているか」に加えて、糖鎖の末端にある「シアル酸」が、どのような向き・つながり方(結合様式)をしているかまでを区別できるようになりました。同じ種類・数の糖からできた糖鎖(糖鎖組成)であっても、ついているタンパク質や部位によって、シアル酸のつながり方の割合が異なることが新たにわかりました。シアル酸のつながり方の違いは、がんなど様々な疾患と関わることが知られています。今回の成果は、バイオマーカーの発見や、疾患の発症や進行のメカニズム解明に役立つと期待できます。

本共同研究の成果は、7月21日に米国科学誌「Analytical Chemistry」に掲載されました。研究グループには当社からエグゼクティブ・リサーチ フェローの田中耕一らが参加しており、当社製のシアル酸結合異性体判別用安定化試薬キット「SialoCapper-ID Kit」が用いられました。同キットは糖鎖を質量分析計で測定するための前処理技術「Sialic Acid Linkage-Specific Alkylamidation(SALSA)法」に用いる試薬キットです。

写真:シアル酸結合異性体判別用安定化試薬キット「SialoCapper-ID Kit」

写真:シアル酸結合異性体判別用安定化試薬キット「SialoCapper-ID Kit」

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タンパク質についた糖鎖の“つながり方”を見分ける新解析法を開発 −シアル酸結合様式を部位ごとに判別する糖ペプチド解析へ−|地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター 研究所サイト

論文情報

タイトル Sialic Acid Linkage-Specific Alkylamidation-Based Method for N-and O‑Glycoproteomic Profiling of Human Plasma
著者 津元 裕樹1、西風 隆司2、関谷 禎規2、梅澤 啓太郎1、川上 恭司郎1、増井 幸恵1、池邉 一典3、神出 計3、平田 匠1、権藤 恭之3、岩本 慎一2、田中 耕一2、三浦 ゆり1
所属:1東京都健康長寿医療センター研究所、2島津製作所、3大阪大学
掲載誌 Analytical Chemistry
DOI https://doi.org/10.1021/acs.analchem.6c01813

 

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