ニュース

菰方里菜選手

島津製作所テニスチーム「SHIMADZU Breakers」の菰方里菜選手（コーポ―レート・コミュニケーション部所属）が7月12日に「有明テニスの森公園」（東京都江東区）で開催された「第9回JDTA選手権大会」のシングルスで優勝しました。同公園は11月に開かれる東京デフリンピックの会場で、昨年に続いての2連覇となります。決勝の相手は菰方と同じくデフリンピック日本代表に内定している日本大学の宮川百合亜選手で、7-5の接戦を制しました。翌13日には「JDTAオープン大会」で鈴木梨子選手（NTT都市開発）と女子ダブルス、親松直人選手（鹿島道路）とミックスダブルスで優勝し、2日間に10試合というタフな日程ながら単複3種目の完全優勝を果たしました。

菰方は「今大会1セットマッチということもあり、試合の入り方を大切にしました。シングルス決勝では相手のペースに押されて1-4となりましたが、自分を信じて粘り強くプレーし、ミスを減らすことで逆転できました。女子ダブルスでは、あらかじめ作戦を話し合い、お互いの良さを引き出しながらプレーできたと思います。ミックスダブルスは久しぶりでしたが、決勝の相手は以前負けた相手だったので、チャレンジャーの気持ちを持ちつつ、自分ができることに集中しました。全種目優勝できたことは、自分にとって大きな自信になりました。デフリンピックまで時間も限られているので、一つひとつ課題を修正し、最高の状態に仕上げられるよう頑張ります」とコメントしています。

菰方は、聴覚障がい者が出場するデフテニスにおいて、同志社大学在学中に「2024年全豪オープンデフテニスの部」でシングルス優勝、ダブルス準優勝、今年1月の同大会2冠を達成しました。今年11月に開催される聴覚障がい者の国際スポーツ大会「デフリンピック」東京大会の日本代表に選出されています。シングルス、ダブルス、混合ダブルスの3種目でメダル獲得を目指します。

関連情報
SHIMADZU BreakersのWebサイトはこちら

2025/4/1 お知らせ
SHIMADZU Breakersテニスチームに社員選手2人が加入
デフリンピック日本代表の菰方里菜と学生トップクラスの鈴木渚左