LiDARカバー素材における
光学特性の評価技術
(屈折率の測定)
自動運転の実現

自動運転が今後さらに進化していくために必要な技術のひとつに、対象物にレーザー光を照射し、その反射光を光センサーで捉えて距離などを測定するリモートセンシング技術LiDAR(Light Detection And Ranging)があります。対象物の正確な距離や形状、位置関係を三次元で把握できる“自動運転の目”とも言える非常に重要な役目を果たす技術です。

LiDARの精度に大きく影響する
センサーカバー

LiDARが、“自動運転の目”として高い精度を保つうえで大切なのが、センサー照射部を保護するために取り付けられるセンサーカバーです。LiDARから照射されるセンサー光が、カバーによって曲がったり、弱まったりすると、対象物の正確な距離や形状などが把握できなくなってしまいます。
そこで、LiDARの研究開発や生産、品質管理などの現場では、このカバーの光学特性[透過率・反射率・屈折率など]を正確に測定することが求められますが、その内、屈折率(レーザー光がどのくらい曲がるか)を測定する装置のことを屈折計といいます。

LiDARカバーの透過率・反射率の測定についてはこちら

通常より高い測定精度を実現した
島津製作所の精密屈折計

通常の屈折計は、小数点以下4桁目程度の測定精度であるのが一般的です。しかし、LiDARのような人の命を預かる自動車用部品や、より正確な測定数値が求められる光学ガラスの測定など、より高い要求品質に対応するため、島津製作所の精密屈折計は、小数点以下第5桁目に於いて、±2の精度で測定が可能です。

この高精度な測定を実現するため、島津製作所の精密屈折計はより高い精度が得られるVブロック法を採用しています。このVブロック法を採用しているのは、国内メーカーでは当社だけです。

  • 【図 Vブロック法】
    V溝を備えたプリズム(Vブロックプリズム)の溝に試料を設置し、光の透過を用いて測定をおこない、高い精度が得られる。Vブロックプリズムの接合・調整に非常に高度な精密さが求められる。

多波長かつ高精度測定で、
品質管理から研究開発の現場まで

当社の精密屈折計は、LiDARに使われる近赤外領域のレーザー光を含む最大16波長を測定可能です。サンプルにいろんな波長を当ててデータを測定する場合、何度も光源を付け替えることなくスムーズな測定が可能です。
このように当社の精密屈折計は、高い測定精度と一度に多波長測定がおこなえることから、品質管理や研究開発の現場で効率化に貢献しています。

  • 【図 広範囲な測定波長域】

※LiDAR用カバーの開発・品質管理において、屈折率以外に、透過率や反射率の測定をお求めの場合は、分光光度計もラインアップしております。

LiDARカバーの屈折率測定についてはこちら

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