レーザースペクトラムアナライザによる
LiDAR用レーザーの評価技術
自動運転の実現

レーザー光を対象物に照射してその反射光を観測することで、対象物との正確な距離や形状、位置関係を三次元で把握できるリモートセンシング技術であるLiDAR(Light Detection And Ranging)は、これからの自動運転の進化になくてはならない技術ですが、それだけに使用されるレーザーには高い品質と精度が求められます。

安全な自動運転社会の実現のために

LiDARレーザーに求められる品質や精度は、そのまま人や社会の安全に直結するものです。そのため、LiDARセンサーメーカーなどの生産現場においても、光源となる半導体レーザーの全数検査へのニーズが高まっています。
このようなニーズに対応する、島津製作所のレーザースペクトル測定装置「レーザースペクトルアナライザ」をご紹介します。

  • 【写真 レーザースペクトルアナライザSPG-V500】

レーザー光のスペクトルデータを
リアルタイムで測定

レーザースペクトル測定装置とは、レーザー光の波長ごとの強度分布(スペクトル)を測定できる装置です。一般的なレーザースペクトル測定装置は、光の成分を細かく分割してから一枚一枚写真を撮るようにスキャンするので測定に時間がかかり、全数検査などの対応は難しいとされてきました。

島津製作所のレーザースペクトラムアナライザは、スペクトル情報をスキャンレスでリアルタイムに取り出すことができます。これにより、時間毎に変化するスペクトル情報を瞬間的に捉えられ、測定時間も大幅に短縮することが可能になりました。
時間の問題で難しかった全数検査にも対応できるとの評価をお客様から頂いております。

簡単セッティングと測定時間の短縮で
研究開発をサポート

当社のレーザースペクトラムアナライザは、光を測定するための入光部分が一般的なシングルモードの光ファイバよりも大口径なマルチモードの光ファイバに対応しているため、測定時のセットアップも容易におこなえます。

また、当社のレーザースペクトラムアナライザは、レーザーの研究開発においても時間短縮に貢献します。従来、研究開発時にパラメーター条件を調整したそれぞれのデータを測定する場合、光学素子の位置を少しずつずらしながら各々のスペクトルグラフが更新されるのを待つ必要がありました。しかし、当社のレーザースペクトラムアナライザであればその都度の設定・調整はほとんど必要ありません。そのため、お客様から研究開発の速度が圧倒的に早くなったという声も頂いております。

広い測定波長域と高い波長分解能を両立

また、当社のレーザースペクトラムアナライザは独自の波長制御技術を採用しており、185nm〜1095nmの広い波長域での測定が可能です。また、0.04nmを超える高い波長分解能も備えているため、測定したい波長をより細かく見ることができます。

  • 【図 レーザースペクトラム測定例】

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【SPG-V500】レーザースペクトラムアナライザ