海外グループ会社における太陽光発電導入などの取り組み

SMA(Shimadzu Manufacturing Asia Sdn.Bhd.)は、2015年にマレーシアで設立し、2016年に稼働を開始した分析機器の生産会社です。47,000㎡の広大な敷地に建つ5,350㎡の工場では、約100名の社員が働いており、高速液体クロマトグラフ、ガスクロマトグラフ、分光光度計などの主力製品を生産しています。

年々生産量が増えていく中、環境にも配慮した工場をめざしており、建屋屋上には太陽光パネルを設置し、2019年4月より自家発電を開始しています。社内に設置された大型ディスプレイにはその発電状況が常時表示されており、またインターネットを通じて社外からも発電状況を見ることができます。太陽光による発電量は工場全体の消費電力の25~30%にものぼっており、生産活動におけるCO2排出量削減に貢献しています。

屋内の天井照明の一部は、従来の水銀灯から、長寿命・省電力の無電極ランプ(LVD)に交換されています。このランプは、①すぐに点灯する、②太陽光に近い色調、③ちらつきがない、といった環境にも人にも優しい特長があります。すべての外灯はLED化を実施しており、将来的に、屋内の天井照明に使われている約500本の蛍光灯をLEDに置き換えていくことや、屋根に遮熱塗装を施すことなども検討しています。


SPM(Shimadzu Philippines Manufacturing Inc.)は、マニラから約30kmの距離に位置するカヴィテ経済特区に1996年に設立されました。従業員は約320名で島津グループ唯一の天びん・はかりの製造拠点であるとともに、近年では需要拡大に伴い、分析機器などの基板製造の要となっています。

環境への取り組みも積極的に進ており、CO2削減に向けては、2019年7月に稼働した太陽光パネルによる自社発電が挙げられます。現在、全消費電力の8~10%を、太陽光による自社発電の再生可能エネルギーで担っており、将来的には再エネの割合をさらに高めていく予定です。社内の電灯はすべてLEDへ交換されており、エアコンやパソコン、照明機器のこまめな消灯など省エネ活動も推進しています。

これからも島津グループとして、グローバルに環境配慮の取り組みを進めてまいります。

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