編集こぼれ話 Episode02

いつでも相談できる関係性をつくる取り組み

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ぶーめらんVOL.51でご紹介した記事「「評価されているのに自信が持てない…」インポスター症候群とは」の編集こぼれ話を紹介します。

51号あしたのヒントでご登場いただいた、小高千枝メンタルヘルスケア&マネジメントサロン代表の小高千枝さん。
今回はインポスター症候群についてお話をお伺いしましたが、取材中には企業内でのカウンセリングや研修に関することも多くお聞きすることができました。

その中で印象的だったのが、「入社直後からカウンセリングを身近に感じてもらう取り組み」でした。
日本ではカウンセリングの敷居がまだまだ高く、相談に踏み切れない方も多くいらっしゃると思います。小高さんはその現状を変えたいと、クライアント先の新入社員全員との面談をおこない、いつでも相談できる関係性をつくられています。自分が落ち込んだときに話を聞いてもらうのではなく、なんでもないときでも話を聞いてもらうことで自分自身の今の状態を振り返ることができるようになるとのことでした。

年齢やキャリアにかかわらず、自分の心身の状態を見つめることはとても大事ですが、大事とわかっていても、後回しにしてしまいがちでもありますよね。身近な家族、友人、職場の上司、先輩後輩、同僚、そしてプロのカウンセラーなど、心を許せる相手と話す時間をつくり、定期的に自分の心の整理ができたらいいなと思います。

小高千枝
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株式会社 島津製作所 コミュニケーション誌