編集こぼれ話 Episode03

世界中の顧客から必要とされる存在になるまで

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ぶーめらんVol.47でご紹介した記事「世界トップクラスのシェアを誇る島津製作所の「産業用ターボ分子ポンプ」 チームの結束力とプライド」の編集こぼれ話を紹介します。

47号のシリーズ挑戦の系譜に登場する、産業機械事業部メンバーを取材し、世界トップクラスのシェアを誇るターボ分子ポンプの歴史と開発の軌跡について聞きました。

挑戦の系譜

ターボ分子ポンプとは、タービンを高速回転させ分子レベルで排気を行う真空ポンプで、半導体やフラットパネルディスプレイなどの製造プロセスに欠かせない真空環境をつくり出すことができます。ターボ分子ポンプが作る真空は、地球の成層圏を出て、さらに国際宇宙ステーションの飛ぶ上空400kmを越え、静止軌道衛星が飛ぶ上空36,000kmの少し手前ぐらいまでといわれています。

ターボ分子ポンプにおける世界トップクラスのシェアを持つ当社産業機械事業部。世界中の顧客から必要とされる存在になるまで、チームが奮闘した軌跡を追いました。そこで見えてきたのは、顧客ひとりひとりと真摯に向き合い、顧客の声に必ず応えようとする誠実さ。苦難にも立ち向かってきたチームの強さに迫ります。

今回の取材は、本社の三条工場(京都)にておこないました。取材前には実際にターボ分子ポンプを作っている現場でものづくりを見学しました。ターボ分子ポンプは、お客様にあわせて仕様をカスタムすることからも、機密事項が多くある製品群です。そのため、他部署の社員だと知らないこともたくさんあり、工場やオフィスエリアの入室制限も厳重です。
今回の取材でも、お客様の情報を漏らすことなく開発の軌跡を記事化するために、現場のみなさんと編集部で複数回打ち合わせを重ね意見を交わしながら制作しましたので、ぜひ記事や動画をご覧いただけると嬉しいです。

挑戦の系譜
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株式会社 島津製作所 コミュニケーション誌