編集こぼれ話 Episode02

キャリアに悩む社会人にいただいたヒントとは

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ぶーめらんVol.46でご紹介した記事「組織のなかで活きるキャリア自律とは?」の編集こぼれ話を紹介します。

今回お話を伺ったのは、全国に先駆けてキャリアデザイン学部を創設した法政大学の教授で、行政や多くの企業の支援も行っている武石恵美子先生です。

武石先生といえば、本誌35号の「あしたのヒント」にご登場いただいた中央大学教授の佐藤博樹先生とともに、日本のダイバーシティ推進を早くから牽引してこられ、キャリアデザインにおいてもとても著名な方。
キャリアに悩むいち社会人として、それこそ何かヒントをいただきたいと、少し前のめりで臨んだ取材でした。

ですが、先生はいたって自然体。ご自身の失敗談もまじえながら、「ガツガツキャリアを考えられなくてもいいんですよ」と終始優しい笑顔とともにお話しくださいました。
今の自分の頑張りが将来につながる。その今の仕事の意味と将来のつながりを考え、ちゃんと意識していけば大丈夫…というお話は、すーっと肩の力が抜け、今の自分を俯瞰して見てみようというきっかけになりました。

武石恵美子先生

また、「キャリア自律」というと、個々が自由になりすぎて組織運営に影響が出るのではという疑問をよく耳にしますが、組織の全体最適を考え、

  • ・「話す」と「聴く」は対等に進める必要がある
  • ・上長としての意向とキャリアアドバイザーとしての視点を組み合わせて、会社と個人の希望とをすり合わせるコミュニケーションが大切
  • ・組織のなかでどう貢献できるかの視点で「キャリア自律」を
とのお話も。

シリーズ20回目となる「あしたのヒント」に共通するテーマは「コミュニケーション」。今回も、その重要性を強く感じた取材となりました。

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株式会社 島津製作所 コミュニケーション誌