東北大学とのヘルスケアの取り組み
老化メカニズムの解明に向けて
島津製作所は東北大学と共同で、生体の老化メカニズムに関連する「超硫黄分子」の研究を進めています。2024年に設置した「島津製作所×東北大学 超硫黄生命科学共創研究所」とそこでの取り組みをご紹介します。
老化メカニズムの解明に向けて
人間が呼吸をするとき、取り込んだ酸素の数パーセントは活性酸素になります。免疫機能を維持する働きなどを持ち、体にとって不可欠ですが、過剰な活性酸素は老化の一因とされています。当社と東北大学が研究を進める「超硫黄分子※」は、強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の働きをコントロールすると考えられています。
※血液や臓器内に存在するアミノ酸などの有機化合物に硫黄が結合した物質の総称

右端が東北大学の赤池孝章教授、装置左隣が代表取締役社長 山本靖則(2025年の記者発表にて)
この超硫黄分子の特性の解明と、老化を防ぐ医薬品・食品の開発への貢献を目指して、2024年4月、当社は東北大学と共同で「島津製作所×東北大学 超硫黄生命科学共創研究所」を設置しました。所長の赤池孝章教授(東北大学大学院医学系研究科レドックス分子医学分野)は、2017年に世界で初めて生体が超硫黄分子を介してエネルギー代謝を行っていること(硫黄呼吸)を発見した超硫黄分子研究の第一人者です。赤池教授にはお客様とのコミュニケーション誌「ぶーめらん」において、この「硫黄呼吸」に関する研究についてお話しいただいています。

島津製作所×東北大学 超硫黄生命科学共創研究所
2025年4月には、研究スペースを従来の4倍に拡張し、液体クロマトグラフ質量分析計やガスクロマトグラフ質量分析計といった複数の分析計測機器を設置しています。これにより、超硫黄分子の特性の解明や、イメージング質量顕微鏡による超硫黄分子の臓器内分布の観察など、より効率的かつ多角的な研究が可能になりました。
※装置にカーソルを合わせると、詳細をご覧いただけます
井田智章特任教授(東北大学大学院医学系研究科)は、「『いつまでも若々しくいたい、年齢を重ねても元気でいたい』。そういった私たちの切実な願いを叶えるのが超硫黄分子だと思っています」とおっしゃっています。
東北大学大学院医学系研究科 井田智章特任教授インタビュー動画
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