2025.12.09

世界の仲間とともに祝う、創業150周年(5)

2025年3月31日、島津製作所は創業150周年を迎えました。創業の精神は海を越え、様々な国・地域で働く仲間にも受け継がれています。この大きな節目を共に祝おうと、世界各地で記念イベントが行われています。今回は、韓国と台湾での活動をご紹介します。

 

韓国:特別企画でお客様と歴史を共有

韓国のShimadzu Scientific Korea Corporation(SSK)では、2つのお客様参加型イベントを企画しました。

古い島津装置を探せ!

古い島津装置を探せ!

韓国発のメッセンジャーアプリ「カカオトーク」を通じて、お客様から「島津の古い装置」の写真を募集しました。150名以上からの応募があり、最も古いものは1970年に購入いただいた油圧式万能試験機でした。現在は、学生たちに試験機の歴史や装置の原理を紹介する際の教材として活用されているそうです。応募されたお客様からは、「日本の大学に留学した際に島津の装置に触れて以来、島津には強い愛着がある。このイベントを通して島津の技術力と信頼性を改めて感じた」とのコメントをいただきました。 

古い島津装置を探せ!

Peri & Tubeドローイングイベント

「Peri & Tubeドローイングイベント」は、島津製作所が創業150周年であることの周知を目的として企画されました。現地のお客様や従業員とその家族を対象に、フラスコをモチーフにしたSSKの公式キャラクター「Peri&Tube」のイラスト・ぬり絵とお祝いのメッセージを募集しています。「Peri&Tube」は毎年SSKが制作するお客様向けカレンダーにも登場しており、現地で親しまれている存在です。

Peri & TubeドローイングイベントSSKの公式キャラクター「Peri&Tube」のぬり絵

ぬり絵は、島津の事業や韓国の街並み、季節をテーマにしたものが10種類ほど用意されています。イラストもぬり絵も、趣向を凝らした作品が続々とSSKに届いています。 

イベントを企画したSSK担当者のコメント

「古い島津装置を探せ!」は、我々の長い歴史や装置の信頼性をあわせてご紹介できるイベントとして企画しました。予想以上に多くのお客様からご応募いただいたこと、また、納入から数十年経っても装置がお客様のもとで作動していることに、島津の一員として誇りを感じました。 

「Peri & Tubeドローイングイベント」は、島津の150周年とSSKの公式キャラクターをより多くの方に知っていただくための顧客参加型イベントで、たくさんの方々からご応募いただいています。この企画を通して、Peri & Tubeがさらに身近なキャラクターになるとともに、島津への親しみを感じていただくきっかけになると期待しています。 

台湾:京都で強まる絆 70人で本社訪問

台湾島津科学儀器股份有限公司(SST)のメンバーは10月、京都にある島津製作所の本社・三条工場やショールーム、創業記念資料館を見学しました。SST全体で本社を訪れるのは、2013年の設立以来、初めての試みです。普段はオンラインでやりとりしている国内島津グループのメンバーとも、実際に会って交流することができました。

従業員とその家族を含む70人で京都を訪れた

従業員とその家族を含む70人で京都を訪れた

参加者からは「子どもを連れての参加でしたが、SSTの同僚や日本のメンバーの温かいサポートもあり、落ち着いて見学することができました。この旅で150年の島津の歴史を追体験した気分です」、「オフィスの外で時間を共にして、同僚をもっとよく知れました。道すがら話したことは、今後の私たちの共通の話題になります。思い出とお土産でいっぱいの旅でした」との感想がありました。SST従業員同士のつながり、そして、島津グループとしてのつながりを深めるイベントとなりました。 

島津製作所創業記念資料館を見学。左は当社の創業者・島津源蔵の息子である島津梅治郎(後の二代源蔵)が1884年、15歳で製作したウイムズハースト式感応起電機。右は1918年に発売した医療用X線装置「ダイアナ号」の展示 

京都訪問を企画したSST担当者のコメント

私自身、会議で京都の本社を訪れたことはありましたが、じっくり見学したことはなく、よい機会となりました。今回の一番の収穫は、仲間たちが笑顔で楽しんでいる様子を見られたことです。さまざまな形式で企画に協力してくれたメンバー、参加してくれたメンバーに感謝の気持ちでいっぱいです。

 

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