家族や地域、親しい方々とともに祝う150年
各地で島津製作所見学会 開催

島津製作所創業150周年を記念して、2025年7月〜11月に国内4事業所で見学会を開催しました。このイベントは、従業員のご家族、島津製作所の退職者、近隣住民の皆さまを対象に、日ごろの感謝の想いと最新の事業活動を伝える機会として実施しました。数百名の社員がスタッフとしてサポートし、ステークホルダーの皆さまに“現在の島津”をご覧いただきました。

 

4事業所で2,500人が参加

事業所別ハイライト

紫野工場 ― 破断試験の「迫力」を体感

紫野工場では、鉄鋼試験片（鉄棒）の強度を測定する「油圧式万能試験機」を用いた破断試験を実演しました。試験中、鉄棒が破断するときに響く迫力ある音に、多くの来場者から驚きの声が上がりました。

また、近隣にお住まいの方からは「何を作っているのか興味があったので、工場を見学できてよかった」とのご感想もいただきました。

けいはんな研究所 みらい共創ラボ ― 「最先端技術」を体感

けいはんな研究所では、“最先端の科学に触れる体験”を用意しました。次世代の「秒」の定義候補とされる「光格子時計」や、マルチデバイス生体計測システム「HuME（ヒューム）」など最先端技術を紹介しました。

けいはんな見学会のスタッフ

殿町 Shimadzu Tokyo Innovation Plaza ― 4つのラボを一挙公開

神奈川県川崎市殿町の Shimadzu Tokyo Innovation Plaza では、150台以上の装置が並ぶ4つのラボを開放し、スタッフが分析計測機器や最新ソリューションを紹介しました。

フォトスポットを設置し、カメラマンがご家族の笑顔を写真に収めた

家族からは「最新の技術に触れながら、家族で楽しい時間を過ごせた」「来場者を意識したオープンでスタイリッシュなデザインの施設を楽しめた」と好評

本社・三条工場 ― 島津の「モノづくりと最新技術」を一堂に

本社・三条工場での家族見学会には、過去最多となる約1,900名が参加しました。生産現場である工場やショールームの他、5種類の見学コースを設け、希望者にはオプショナルツアーを実施しました。

参加を希望したお子さんには、マイクロピペットで決まった量を正確に量り取る体験や、工具を使ったものづくり体験に挑戦していただきました。お子さまが工具体験に取り組む様子をスタッフが見守る場面もあり、「安心して参加できた」というお声も多数いただきました。

退職者とのつながりを大切に

島津製作所を退職された方は、「島津社友会」や「島津退職者組合協議会」などの組織に任意で加入できます。今回の見学会はこれらの組織を通じてご案内し、多くの元従業員の方々にご参加いただきました。社友会では、毎年秋に総会と懇親会を開催し、会社の近況を共有するとともに、懐かしい仲間との再会を楽しんでいただいています。

担当者のコメント