世界最大級の建設機械見本市「bauma 2025」に出展

島津製作所は、グループ会社として産業機械や油圧機器の販売を担うInfraserv Vakuumservice GmbHと合同で、2025年4月7日~13日にドイツ・ミュンヘン、Messe Munchenで開催された国際建設鉱業機械・関連専門見本市「bauma 2025」に出展しました。今回の当社ブースのテーマや会期中の様子をご紹介します。

国際建設鉱業機械・関連専門見本市「bauma  2025」

 

baumaとは

baumaとは

bauma(バウマ)はドイツで開かれる世界最大級の建設機械専門展です。ドイツ語の「bau」(建設)と「maschinerie」(機械)を組み合わせて名付けられました。

1954年に始まったbaumaは、現在では3年に1度開催されています。フランスのIntermatと米国のConexpo-Con/Aggとあわせて世界三大建機展と呼ばれ、他に類を見ないほど大規模です。主催者発表によると、bauma 2025の来場者数は約60万人、出展社数は約3,600社にのぼりました。

島津ブース:Sustainability, Carbon Neutrality

当社は2019年から連続で出展しており、今回が3回目の出展でした。建設機械が担う掘削や運搬、吊り上げなどの作業には大きなパワーが必要です。当社が製造するポンプやバルブなどの油圧機器は、油の流れや圧力によって動力を伝えることで機械を動かす役割を持ちます。小さな力で大きなモノを動かすことができる機器です。

今回の展示テーマは「Sustainability, Carbon Neutrality」とし、小さなエネルギーでハイパフォーマンスを発揮する油圧コンポーネントの提供を通じて、建設業界において環境保護に貢献できるソリューションを紹介しました。

展示テーマ「Sustainability, Carbon Neutrality」
展示テーマ「Sustainability, Carbon Neutrality」

また、当社の静音化技術により油圧機器の作動音を低減することで、建設機械オペレーターの作業環境改善にも役立っています。あわせて、高耐久・高性能という製品特長が、お客様の機械のライフタイムにわたるCO2排出量の削減に貢献することをアピールしました。

再生可能エネルギーを利用した機器の製造

当社は2021年に、国際環境イニシアティブである「RE100」に加盟し、2050年までに国内外の島津グループにおける事業活動で使用する電力を再生可能エネルギー(再エネ)由来100%とすることを宣言しています。2023年度には島津グループ全体の電力使用量ベースで85%の電力が再エネ電力となりました。

油圧機器を製造する瀬田事業所

油圧機器を製造する瀬田事業所

油圧機器の製造工場がある瀬田事業所(滋賀県大津市)でも、再エネ電力を使用しています。製品性能としてだけでなく、設計・製造段階から環境に配慮したモノづくりをしています。

瀬田事業所(油圧機器工場)のバーチャル施設紹介。
ショールームには建設機械や農業機械、産業車両などのキーパーツとなる当社の油圧機器が展示されている
※展示品にカーソルを合わせると、詳細をご覧いただけます

島津ブース担当者のコメント

baumaには3回目の出展になりますが、今回も多くのお客様にご来場いただき盛況のうちに終えることができました。当社の製品に関心をお寄せいただきありがとうございます。これからも静音技術やCO2削減への取り組みを通して、「『人と地球の健康』への願いを実現する」という経営理念を体現し、社会に貢献できるよう挑戦を続けてまいります。

 

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